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キタノカチドキ
キタノカチドキとは日本の競走馬で、1974年に中央競馬で皐月賞と菊花賞の二冠を制覇した、テスコボーイの代表産駒の1頭である。主戦騎手は武邦彦。半妹にエリザベス女王杯勝ち馬リードスワローがいる。 500キロの大柄な馬格に比べ、小ぶりで端正な顔や頭が特徴で、当時のクラシック路線において関西の期待を背負っていた馬であった。同期には、コーネルランサー(日本ダービー)、フジノパーシア(天皇賞・宝塚記念)、アイフル(天皇賞)らがいる。 前年に怪物ハイセイコーの異常な人気から馬券発売の混乱を防ぐ目的で作られたシード制度がこの年から施行されて、キタノカチドキは当時のシード(単枠指定)馬の指定を最初に受けた馬となった。また、出走した三冠レース全てにおいて、キタノカチドキはシード馬に指定されている。 == 出生までの経緯 == キタノカチドキは1971年3月27日に生まれているが、ここに至るまでに紆余曲折があった。母・ライトフレームは佐々木末太郎生産のフロリースカップ系の良血であったが、2歳時に飛節を鉄線に引っ掛けて大怪我を負い、その影響で競走馬になることなく繁殖入りしていた。ところが、初年度産駒が生まれてすぐ死んでからは不受胎が続き、佐々木の息子・節哉の牧場に回されて来ることとなった。 牧場にやってきてから2年連続で不受胎に終わったライトフレームは、裏山に放し飼いされることになった。翌年(1966年4月)に無事発情が来たライトフレームはアングロアラブとの交配に成功。翌年誕生した牡馬・ランムパファーは地方競馬で4勝を挙げ、やっと繁殖牝馬としての結果を出した。3年の間に2頭の牡馬を産んだライトフレームが、売り出し途上のテスコボーイと交配され生まれた仔が、キタノカチドキである。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「キタノカチドキ」の詳細全文を読む
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