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キダチハマグルマ
キダチハマグルマ ''Melanthera biflora'' は、キク科の植物の1つ。亜熱帯から熱帯の海岸に生え、他の樹木に這い上って広がり、黄色い花を付ける。 == 特徴 == 蔓性の多年生草本〔以下、記載は主として初島(1975),p.538〕(ただし佐竹他(1981)は亜低木としている)。とにかく茎はよく伸びて長さ10mにも達する。ただし太さは0.5-1cmである。断面は四角形で、茎を含めて株全体に圧し伏された硬い毛が多数あり、手触りはざらつく。葉は洋紙質で厚みがあり、卵形で先端は尖り、基部は丸く、縁は荒い鋸歯がある。長さは6-18cmで、葉柄は2-6cm。 葉には3行脈がはっきりと見える。 花期は5-10月だが熱帯域では通年に渡って花が見られる〔佐竹他(1981),p.175〕。花は茎の先の方の葉腋から単独か2-3個出すが、もっと多く出ることもある。花の柄は長さ7-10cm、頭花の基部を包む総苞片は狭長楕円形で先端が反り返り、毛がある。頭花の周辺に並ぶ花弁に見える舌状花は6-15個、花弁は長楕円形で黄色、長さ6-12mm、先端に3歯がある。中心の管状花は多数あり、黄色から黄みを帯びた褐色。痩果は基部が細くなって長さ3-3.5mm。先端部には冠毛が短い冠状になっており、長さ2-2.5mmの剛毛が1本あり、熟すとこの剛毛だけが目立つようになる〔佐竹他(1981),p.175〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「キダチハマグルマ」の詳細全文を読む
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