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キックリ キックリ(Kikkuli)は、ボアズキョイ遺跡から出土した、チャリオット(軽戦車)を牽引する馬匹の調教について書かれた、紀元前15世紀末-14世紀前半に編まれたものと推定されるヒッタイト語文書に登場するミタンニ出身のフルリ人の人名。 == キックリ文書 == 馬の調教師(aššuššanni)キックリの文書は保存状態が良く、馬に軽戦車を牽かせる前に行うべき調教が、1080行に184日にわたり詳しく記述されている。 1906年にヒッタイトの都ボアズキョイの発掘で発見された。4枚の粘土板文書に記されており、それぞれ別の書記により書かれている。紀元前13世紀にヒッタイト語で筆写されたものであるが、一部にフルリ語の古い表現が残る。そのフルリ語の表現には、Kammenhuber (1961) によると、文法上の誤りが散見されるという。また、Mayrhofer (1982) によると、数詞や職名など一部の専門用語に、明らかにインド語派と共通性がある語彙が含まれるという。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「キックリ」の詳細全文を読む
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