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『キップくん』は、植田まさし原作の4コマ漫画作品、およびそれを原作としたテレビドラマである。 == 概要 == 国鉄の駅員が主人公であり、駅での様々な出来事を描いている。『漫画プラザ』(辰巳出版)に掲載された。単行本全1巻(初版:1982年6月1日発行)。 国鉄時代を舞台にしており、自動改札機は登場しておらず、ストや順法闘争、ホーム上での喫煙に関するネタも多く見られ、時代を感じさせる。舞台の駅は「新大久保駅」(まれに「新太久保駅」)と出てくるが、山手線と京浜東北線の同一線路運転や高架で無い描写も見られる事から、特定の駅を描写した訳ではないと思われる。また話により高架駅になったり跨線橋のある駅になったりもしている。 単行本は絶版となっているが、近年、芳文社から発売された『まるごと植田まさしタイム』や『特盛まさし君』などに一部作品が再録された。ただし時代を考慮したのか国鉄や鉄道関連の描写が改変されている(例えば駅長のセリフで元々は「国鉄」だった所が「鉄道」に差し替えられていたり労組組合員の鉢巻が「国労」から「組合」に書き換えられていたり「集改札スト」だった所が「○×スト」に書き換えられていたりなど)。 本作に登場するギャグには、その後現実の鉄道世界でも形を変えて実現したものが存在する〔例として、ラッシュアワーの禁煙タイムに間違って煙草を吸ってしまい、消そうとしてもポイ捨てできず、駅構内から灰皿が撤去されてしまっているというギャグがあるが、現実世界でも2000年代以降駅構内の全面禁煙化が進み、ギャグに時代が追いつく形となった。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「キップくん」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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