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二十四の瞳映画村(にじゅうしのひとみえいがむら)は香川県の小豆島にある映画と文学のテーマパーク。 == 概要 == 1987年公開の映画「二十四の瞳」の小豆島ロケのオープンセットを活用した施設群である。 壺井栄の小説『二十四の瞳』は、1954年と1987年に映画化された。映画『二十四の瞳』では、物語の舞台を、原作にはない小豆島と設定し、ロケも同地で行われた。 このテーマパークは、田中裕子主演による1987年版「二十四の瞳」の映画撮影で使用された「岬の分教場」と、大正から昭和初期の民家、男先生の家、漁師の家、茶屋、土産物屋など14棟のオープンセットを公開している。平成17年日本テレビ「二十四の瞳」(出演 黒木瞳・小栗旬・蒼井優・渡部篤郎)や平成25年テレビ朝日「二十四の瞳」(出演 松下奈緒・濱田岳・玉山鉄二・中村梅雀・柄本明)、映画「八日目の蝉」なみならず、トヨタパッソをはじめCMや古い村や学校が登場するドラマ撮影でもよく利用されている。 また、瀬戸内海に面する約1万mの敷地内には、「二十四の瞳」原作者である小説家壺井栄を顕彰して設立された壺井栄文学館や、「二十四の瞳」を主に上映する「ギャラリー松竹座映画館」などの施設がある。2008年11月には、1950年代の邦画をテーマとする「キネマの庵」もオープンした。 ここには映画製作会社の東宝・東映・松竹・日活・大映(現角川書店著作管理)のブースがあり、代表的な作品の予告編映像をはじめ年表などで古い良き邦画を紹介している。また、作品賞をはじめ第35回日本アカデミー賞10冠を獲得した小豆島を舞台とした映画「八日目の蝉」の展示があり、監督賞のアカデミートロフィーや監督の台本・絵コンテ・撮影に使用した衣装等の展示もある。2013年には映画館を山田洋次、山田太一や俳優陣によるコメントを公開したギャラリーを増設し、映画監督橋口亮輔・リリー・フランキー・スタジオジブリ鈴木敏夫をようしてトークイベント「喋楽苦」を開催するなど活発な活動が目立つ。2014年9月に約54Mの外壁を昭和30年代からの名作で構成したパネルアート「シネマ・アートウォール」を建設しており、日本映画と文学を楽しめる施設になっている。また、2016年3月20日より始まる「瀬戸内国際芸術祭2016」の作品展示も予定されており、4月中旬には小豆島で初となる映画本を中心としたBookcafe「書肆海風堂」がオープンする予定。ここには女優・作家高峰秀子ギャラリーを併設しており、高峰愛用のバックや生原稿の展示も予定している。 この施設は平成13年から日本映画を中心とした施設として急激な変化をしていると言っていいのではないだろうか。 なお、「岬の分教場」の原型となった1902年に建設された旧田浦尋常小学校は、映画村の800M手前に現存する。 そちらは小説・映画の影響もあり「教育の原点」であると全国から今も教員の来館が後を絶たない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「二十四の瞳映画村」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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