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キノボリウオ亜目(学名:)は、スズキ目に所属する魚類の分類群の一つ。アナバス亜目とも呼ばれる。グラミー・ベタの仲間など、観賞魚として人気の高い熱帯魚を中心に3科19属120種が記載される〔『Fishes of the World Fourth Edition』 pp.437-440〕。 主にアジア・アフリカの淡水域に生息する。鰓以外に肺のような役割をする上鰓器官(ラビリンス器官)と呼ばれる特殊な呼吸器を備えており、空気呼吸を行うことができる。分布域では食用魚としても重要な存在となっている。 == 分布 == キノボリウオ亜目の魚類はすべて淡水魚で、アジアおよびアフリカの淡水域に分布する〔。本亜目は本来これらの地域に固有であるが、現在では南アメリカなど各地に移入されている。アジアにおいては、東南アジアから南アジアにかけての熱帯域に多く生息する〔。アフリカでは、少数の種が大陸の南半分でみられるのみであり、その多くが熱帯雨林に集中する〔。 温暖な止水域や、溶存酸素が少ない水域での分布が特徴である。後述の上鰓器官は空気呼吸を可能とする器官で、その大きさは種によって異なり、それぞれの分布や生態を反映している。器官が小さい種類は、水中の溶存酸素が比較的豊富な水域に生息していると推測できるし、逆に大きく構造が複雑であれば、より酸素の少ない水域に住むことを示唆する〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「キノボリウオ亜目」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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