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キハ75 ( リダイレクト:JR東海キハ75形気動車 ) : ウィキペディア日本語版
JR東海キハ75形気動車[きは75がたきどうしゃ]

キハ75形気動車(キハ75がたきどうしゃ)は、東海旅客鉄道(JR東海)の一般形気動車
JR東海では、日本国有鉄道(国鉄)から承継したキハ58系キハ65形気動車を非電化区間に直通する快速急行列車に使用していたが、それらの車両の老朽取り替えを目的として設計・製造された。1993年平成5年)から営業運転を開始し、2015年(平成27年)4月1日現在は名古屋車両区に16両と美濃太田車両区に24両、合計40両が在籍している〔『鉄道ファン』2015年7月号 交友社 「JR車両ファイル2015 JR旅客会社の車両配置表」〕。
主に快速みえ」や参宮線高山本線太多線の列車に使用される。
== 番台区分 ==

=== 0・100番台 ===
(1次車:1 - 6 鳥羽下呂多治見向き&トイレ付き、101 - 106 名古屋岐阜向き&トイレなし)
1993年、快速「みえ」用として2両編成6本(12両)が日本車輌製造で製造された。0番台を1号車(鳥羽・新宮下呂多治見方向)、100番台を2号車(名古屋・岐阜方向)として2両編成を組むが、2両以上であれば設計上は1両単位での組成も可能となっており最大で10両まで連結することができる。
311系電車と同様にステンレス製の車体に両開きの客用扉が片側3箇所、オレンジ色の帯が2本という外観となった。連続窓が採用され、車端部を除いて固定式である。低床構造とされたため扉付近には段差(ステップ)がない。
エンジンカミンズスコットランド工場製NTA-855-R-1(JRグループの型式:C-DMF14HZB 、350ps)を各車両に2基ずつ搭載し、変速機は新潟コンバータ製〔現在の呼称は日立二コトランスミッション〕のC-DW14Aでトルクコンバータを用いる変速段が1段に加え、直結段が2段となっている。最高運転速度は120km/hで、キハ85系と同等の性能を有する。ブレーキシステムもキハ85系と同一の電気指令式で、その他機関ブレーキとコンバータブレーキも装備する。台車ボルスタレス式で、ヨーダンパを装備するC-DT60形である。
連結器は、キハ85系では従来車と共通の密着自動連結器が採用されたのに対し、本形式ではJR東海の気動車として初めて電気連結器付き密着連結器が採用された。冷房装置駆動エンジン直結式のC-AU30形を屋根上に2基搭載する。
車内設備は311系電車に準じたもので、座席はシートピッチ940mmの転換クロスシート(一部固定)であるが、国鉄時代から気動車の全長は21.3 m (連結面間)と標準的な電車のそれに比べて1.3 m も長いため、同じ座席数ながらシートピッチは30mm長い。0・200番台には車内公衆電話車椅子対応トイレを設置している。また、LEDを用いた情報案内装置を各車の車端部に設置した。2000年代に入ってからはドアチャイムも設置されている〔チャイム音は313系電車と同一。〕。なお、公衆電話については0・200番台共、2007年3月18日以降使用を中止した。
種別・行先表示器と号車番号表示器は字幕式である。製造当初は前面行先表示器の字幕の地色が黒であった。キハ58系のように臨時列車に使用されることを考慮し、当初から高山本線中央本線の駅名や急行「エメラルド」での運用を想定した東舞鶴駅などを行先として表示できるようになっている。
運用は後述する200・300番台と区別されておらず、快速「みえ」のほか武豊線にも入線していた。2015年4月1日現在、12両全車が名古屋車両区に配置されている〔。

ファイル:JR DC kiha75-1b.jpg|キハ75-1
(2001年9月15日 / 名古屋駅)
ファイル:JR DC kiha75-101.jpg|キハ75-101
(2001年9月15日 / 名古屋駅)



抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「JR東海キハ75形気動車」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 KiHa 75 」があります。




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