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キバナヘイシソウ ''Sarracenia flava'' はサラセニア属の植物の1つ。本属を代表する種で、背の高い捕虫葉を持ち、黄色い花を付ける。 == 特徴 == 多年生草本で食虫植物〔以下、主として大事典(1994),p.1080〕。葉は筒状になり、直立して高さ120cmにも達する。基部は細く、先に向かって次第に太くなる。先端にある袋の口では、その口径が3-8cmになる。蓋は斜めか直立に立ち、ほとんど円形で先端は尖る。その縁は波打つ。その基部は左右から外側に巻いて細くなっている〔近藤・近藤(1972),p.197〕。葉全体が黄緑色から緑色で葉脈が赤く色づくものもあり、全体に深紅色になる個体もある。特に蓋の基部の内側には赤みが差し、この部分の着色の程度には変異が多い。夏から秋にかけては袋にならない、左右から扁平な剣葉が出る〔田辺(2010),p.106〕。 花期は本属のものの中では最も早く、3月半ばから5月頃まで。花茎は捕虫葉よりやや低く、高さ50cmほど。萼片は長さ3-5cm、幅は大きいところで3-4cm、黄緑色。花弁は黄色で倒卵円形、長さ5.5-10cmになる〔近藤・近藤(1972),p.197〕。 花には強い芳香がある〔本田他(1984),p.94〕。 File:Sarracenia flava - Conservatory of Flowers - San Francisco, CA - DSC03156.JPG|上から蓋の形態を示す File:Sarracenia flavaPCCA20060423-3480B.jpg|喉が着色、葉脈も赤くなっている例 File:Mosca e Sarracenia.JPG|このハエがどうなったかについては記録がない File:SarraceniaFlavaVars.JPG|自生の様子 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「キバナヘイシソウ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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