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キム・ニューカム(Kim Newcombe、1944年1月2日 - 1973年8月14日)は、ニュージーランド出身のオートバイレーサー。ロードレース世界選手権(世界グランプリ)などで活躍した。 == 略歴 == ニュージーランドのネルソンで生まれてオークランドで育ったニューカムは1963年にオーストラリアに移り住み、その後1968年にはヨーロッパに渡った〔Kim Newcombe - Motorsport Memorial 〕。 に世界グランプリへの挑戦を開始したニューカムのバイクは、船外機メーカーであるケーニッヒのレース用2ストロークエンジンにノートンのギアボックスを組み合わせたハンドメイドのマシンで、レーサー仲間のジョン・ドッズとともに開発したものだった。ニューカムは他のライバルたちとは異なり、ライディングだけでなくマシンの開発、製作、メンテナンスなど全てをこなすことのできるライダーだった。ニューカムはこのマシンでのユーゴスラビアGPでグランプリ初勝利を挙げており、ケーニッヒのマシンはのホンダの撤退以来グランプリを支配し続けてきたMVアグスタにストップをかける可能性を示した〔ジュリアン・ライダー / マーティン・レインズ『二輪グランプリ60年史』(2010年、スタジオ・タック・クリエイティブ)ISBN 978-4-88393-395-2(p.106)〕〔ケビン・キャメロン『THE GRAND PRIX MOTORCYCLE』(2010年、ウィック・ビジュアル・ビューロウ)ISBN 978-4-900843-57-8(p.88)〕。 しかし1973年8月11日、シルバーストン・サーキットで行われたノン・タイトルレースに出場したニューカムは重傷を負ってしまう。レース前にコースを歩いて確認したニューカムは、ストウ・コーナーの外側にストローバリアを設置するように主催者に頼んだが、主催者側は「必要ない」としてこれを拒否した。そして決勝レース、まさに問題としていたストウ・コーナーでクラッシュしたニューカムはコンクリートの壁に激突してしまったのである。この事故で頭部にひどい怪我を負ったニューカムは、その3日後に死亡した〔。 2006年、ニュージーランドでニューカムを題材としたドキュメンタリー映画『Love, Speed & Loss』が公開された。この映画のナレーションはニューカムの未亡人であるジェニーンがつとめた〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「キム・ニューカム」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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