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キャスパー(Casspir)は、南アフリカ共和国が設計製造した、四輪式の装甲兵員輸送車である。 == 開発 == 1960年代後半-1980年代にかけて、南アフリカは国内においてはアフリカ民族会議(ANC)を筆頭とする反アパルトヘイト政策姿勢をとる黒人組織や南西アフリカ(ナミビア)の独立を主張する南西アフリカ人民機構(SWAPO)の弾圧に奔走していた。 国外では、1975年にアンゴラおよびモザンビークがポルトガルから独立したのち、ANCやSWAPOを支援する姿勢を見せるとともにソビエト連邦への接近を図ったため、南アフリカはアンゴラ内戦およびモザンビーク内戦の勃発を契機に、ローデシアと共同で両国の反政府勢力であるアンゴラ全面独立民族同盟(UNITA)やモザンビーク民族抵抗運動(RENAMO)を支援し、特にローデシアと直接国境を接しないアンゴラに対しては、陸空軍を直接出動させての介入を繰り返していた。 このさなか、SWAPOやANCの軍事活動部門であるウムコントゥ・ウェ・シズウェ(Umkhonto we Sizwe)、アンゴラ政府軍とこれを支援するために派遣されたキューバ革命軍は、対戦車地雷を使用しての待ち伏せ攻撃を多用したため、南アフリカ国防軍や南アフリカ警察(South African Police)の装甲車や、それに搭乗した人員に多大な被害を与えていた。 これらの被害に対処するため、南アフリカ国防軍および南アフリカ警察は、対戦車地雷への抗堪性の高い装甲車の開発を要求し、1979年に生産が開始された。 アパルトヘイト終了後は、アフリカ諸国やアメリカなどにも輸出されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「キャスパー装甲兵員輸送車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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