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キャデラック・カテラ : ミニ英和和英辞書
キャデラック・カテラ[きゃでらっく]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

キャデラック : [きゃでらっく]
 (n) Cadillac, (n) Cadillac
テラ : [てら]
 【名詞】 1. tera- 2. 10^12, (n) tera-/10^12

キャデラック・カテラ : ウィキペディア日本語版
キャデラック・カテラ[きゃでらっく]
 
キャデラック・カテラ(''Cadillac Catera'' )はアメリカの自動車メーカー・GMキャデラック部門が、ドイツ製オペル・オメガ(B)をアメリカ市場向けにアレンジし、1997年モデルイヤー(1996年)から2002年モデルイヤーまで輸入販売した乗用車で、最小型のエントリーレベルのキャデラックとして販売された。アランテの車体がイタリアピニンファリーナで製造され、アメリカに空輸されていたことを例外とすれば、カテラはデビュー当時、ヨーロッパで生産される史上初のキャデラックであった。
== 概要 ==
シマロンの失敗に懲りたキャデラック部門は、欧州製輸入中型車に対抗する新型車を、ライバルとなるBMW・5シリーズアウディ・A6メルセデス・ベンツ・Eクラスと同じ、ドイツ製6気筒後輪駆動車とすることにした。ベースとなったオペル・オメガ(MV6)には、キャデラック伝統の格子型グリルが取り付けられたのみならず、北米市場向けの追加安全対策や装備の追加が行われ、車両重量は1,885kgと、オメガMV6より200kg近く増加、サスペンションもキャデラックのユーザー層の好みに合わせてソフト化された。
こうしたセッティングは、カテラが単に欧州製輸入中型車に対抗するのみならず、1996年を限りに生産中止されたフリートウッドに代わる「唯一の後輪駆動車」として、FF嫌いのユーザー層を吸引することが期待されていたために行われたもので、同じドイツからの輸入車であるにもかかわらず、高速性能やスポーティな操縦性を売り物にするライバル達よりもソフト志向のモデルとなった。なお、前後スポイラーや硬めのサスペンション、大径のタイヤを持つスポーティ版も設定されていたが、外観上の変更が主で、本格的なものではなかった。
なお、カテラのV6エンジンはイギリスEllesmere Port工場製、自動変速機(AT)はGM 4L30-E型で、フランスストラスブールで生産されたものであったが、後者はBMW・3/5シリーズのATと同じものであった。
デビュー当時のカテラの広告キャラクターには当時人気絶頂のスーパーモデル・シンディ・クロフォードが起用され、従来のキャデラックユーザーより若い層に向けて、欧州生まれのスタイリングや走りを強調する宣伝が行われた。デビュー当時の自動車ジャーナリズムの反応も上々であった。
カテラはかつてのシマロンよりも遥かにリファインされた製品で、世評も悪くなかったが、それでもシマロン同様販売目標を達成できなかった。伝統的な需要層にはカテラのボディサイズは小さく、物足りなく感じられたし、欧州車の購買層にはBMWアウディメルセデス・ベンツほどのブランド力がないオペルベースで、さらにアメリカ風のセッティングを施されていたカテラは魅力不足であった。また、タイヤの異常磨耗やエンジン不調でのリコールなど、信頼性の不足も指摘された。アメリカの消費者レビュー雑誌には1999年モデル以降のカテラの信頼性は著しく向上していたと指摘されているが、一旦失われた人気は回復しなかった。
2000年モデルイヤーには、本家のオペル・オメガのマイナーチェンジに伴い、比較的大掛かりな変更が加えられ、ノーズ・テール・ホイールのデザインを一新、インテリアデザインも変更を受け、HIDヘッドライトや固めのサスペンション、サイドエアバッグも選択できるようになった。
カテラは2002年モデルイヤーで生産を終了、累計販売台数は4年間で95,000台であった。北米のほか、中東でもキャデラックブランドとして販売されたが、欧州や日本などではベースモデルのオペル・オメガを販売していたので正規投入はされなかった。
なお、オペル・オメガは2003年まで、同一プラットフォームのポンティアック・GTOは2006年モデルイヤーまで、ホールデン・コモドアモナロは2007年まで生産継続された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「キャデラック・カテラ」の詳細全文を読む




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