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『キャノンズ』(''Loose Cannons'')は、1990年のアメリカ合衆国のアクションコメディ映画。ボブ・クラーク監督、ジーン・ハックマン、ダン・エイクロイド、ドム・デルイーズ出演。脚本はリチャード・マシスンと彼の息子の、そして監督のボブ・クラークが担当している。 == ストーリー == 「不思議の国のアリス」の仮装をしたステックラーとハリー・ガターマンたちが乗ったボートを、傭兵でネオナチのヨーゼフ・グリマーらがクルーザーで捜索していた。そしてグリマーが、殺した2重スパイの生首を見せつけるとステックラーたちは動揺して逃げ出し、それを見つけたグリマーは彼らを追いかける。するとボートは港に乗り上げ、ステックラーとガターマンの2人は逃げおおせたが、他の仲間は追いつかれ射殺される。 騒音トラブルで呼び出された刑事のマッカーサー・スターンは、トラブルを解決した後、アパートから追い出されたため車中泊をしていると、警部から港で殺人事件が発生したとの知らせを受ける。一方、過去のトラウマから多重人格障害になったため、刑事を休職し修道院に入っていたエリス・フィールディングは、症状が治ったと思われたため復帰の許可が出て復職し、殺人事件現場に向かう。港で落ち合ったマッカーサーとエリスは、警部から2人がパートナーになったことを知らされる。エリスは、抜群の観察力を駆使して状況分析を行い、事件の経緯を予想する。署に戻った2人は、仮装した被害者の素性を報告され、エリスの予想が当たっていたため、その生き残っているガターマンがいるとされる会員制のクラブに乗り込む。しかしそこで暴力沙汰に巻き込まれたエリスは、症状が再発して映画やアニメのキャラクターになりきり、マッカーサーは困惑する。正気に戻ったエリスは、作戦だとごまかして応援の警察官を呼びに行くと、マッカーサーの前におびえたガターマンが現れ、かくまってくれるよう頼んできた。車の中で彼に事情を聞くとボートに乗っていたのは一緒にナチス・ドイツのアドルフ・ヒトラーが自殺する現場を撮影した機密映像を見た仲間だったと言い、さらに親衛隊に所属していたとの疑惑がある大物政治家フォン・メッツが自殺を手伝っている場面も写っており、もう1人の生き残りであるステックラーというドイツ人が、そのフィルムを高値で売りさばこうとしていたと話す。そのとき彼らが乗る車を、グリマーらが追いかけロケットランチャーを撃ってきた。するとまた症状が出たエリスは、無謀な運転でカーチェイスをした結果、マッカーサーの車を廃車にしてしまう。 警察署でマッカーサーが警部にそのことを話すと、警部はエリスが甥っ子であり、麻薬捜査の途中で犯人に拷問され心に傷を負ったため、多重人格になったと言われ、パートナーを続けてほしいと頼まれる。その頃TV局では、グリマーにガーバーがステックラーを殺さないように釘を刺していたが、グリマーは聞く耳を持たずその場を去っていった。寝床である車を失ったマッカーサーは、しばらくの間エリスの家に泊まらせてもらうことにしたが、彼の多重人格障害のせいで安眠できずにいた。翌日、捜査をしているとFBIのボブ・スマイリーと出会う。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「キャノンズ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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