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キャパシター・ディスチャージド・イグニッション () とは、コンデンサ(capacitor)からの放電(discharge)を利用した電子制御式点火装置である。Capacitor Discharge Ignitionの頭字語を取って「CDI」と略されることが多い。 == 概要 == CDIは、イグニッションコイルへ供給する一次電圧をコンデンサによる放電で発生させる。コンデンサへは小型の変圧器を使って蓄電され、多くの場合は約400Vの電圧がかけられ、蓄えられるエネルギー量は約50mJとなる〔。CDIの回路にはサイリスタが組み込まれており、点火時期にはサイリスタにトリガ電流が流されて点火コイルへと放電する〔。機械的な作動機構がなく、一時電圧に高いエネルギーを与えられることから二次電圧が高く、安定した火花をプラグで発生することができる。 CDIは電源が交流(AC)か直流(DC)かにより2種類に分類される。 ; AC-CDI: マグネトーやオルタネーターによって発電された交流電流を直接取り込み、CDIユニットに内蔵された整流回路でコンデンサに蓄電する。機械式接点のコンタクトブレーカーを用いたマグネトー点火装置と同様に、エンジンの運転にバッテリー電力を必要としないため、原動機付自転車などの小型エンジンで広く使用される。日本においてはコンタクトブレーカーか電子制御かによらず、「マグネトー式」と呼ばれることもある。クランクシャフトにフライホイールが取り付けられる場合は「フライホイールマグネトー式」「フラマグ式」と呼ばれる場合もある。 ; DC-CDI: バッテリーによる直流電流を駆動電源とする。AC-CDIの構成に加えて、DC/ACインバータや12V電源を400-600V程度まで昇圧するための変圧器も含まれるため、AC-CDIよりも部品点数が多く大型になる。AC-CDIと比較してより正確な点火時期制御が可能であり、冷間始動性も良好となる傾向がある。 CDIはオートバイで広く使用されるほか、草刈機やチェーンソー、小型の汎用エンジン、レシプロ機関の航空機、および一部の自動車で利用される。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「キャパシター・ディスチャージド・イグニッション」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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