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キャブ・フォワード型蒸気機関車は蒸気機関車の形態の1つ。 ==概要== キャブ・フォワード型とは、英語で書くとCab Forward、すなわち「運転室が前にある」(キャブはキャビン=運転室の略)となる。 キャブフォワード型機関車の設計は主に2つある。1つはドイツで使われたもので、テンダー機関車前部に運転席を設けたもので、主に石炭を燃料にする。 もう1つはアメリカで使われたもので、テンダー機関車の機関車部分をそのまま逆に連結し、重油専用の機関車とすることで運転室(キャブ=キャビン)を車両前方に移したもの。 重油専燃とすることにより炭水車(テンダー)と火室を分離することが可能となった(重油なら石炭と違いパイプを車両前部まで延長すればいいだけ)。 イタリアで使われたものは、石炭を燃料とするタンク機関車を通常とは逆の方向に走らせるもので、後部に水槽車 をテンダーのようにつないでいたことからキャブフォワード型に分類される。 どのタイプにせよ、運転室を最前部に設けることにより機関士は煙害から免れることが出来、また良好な前方視界を得た。 初めてキャブフォワード型が使われたのは1902年のイタリア国鉄で、それ以降20世紀前半から中期にかけ、ヨーロッパやアメリカのカリフォルニア州の山岳地帯のトンネルが多い線区で使用された。 日本では国鉄E10形が唯一の例である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「キャブ・フォワード型蒸気機関車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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