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キャプサイシン
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キャプサイシン ( リダイレクト:カプサイシン ) : ウィキペディア日本語版 | カプサイシン
カプサイシン (capsaicin) はアルカロイドのうちカプサイシノイドと呼ばれる化合物のひとつ。部分構造にバニリン由来のバニリル基を持つために、バニロイド類にも属す。唐辛子の辛味をもたらす主成分で、辛味の指標であるスコヴィル値における基準物質。化合物名はトウガラシ属の学名''Capsicum'' に因む。 == 特性 == 脂溶性の無色の結晶で、アルコールには溶けやすいが冷水にはほとんど溶けない。摂取すると受容体活性化チャネルのひとつであるTRPV1を刺激し、実際に温度が上昇しないものの激しい灼熱感をひきおこす。この機構はメントールによる冷刺激と同様である〔富永真琴, "生体はいかに温度をセンスするか─ TRP チャネル温度受容体─", ''日生誌'', Vol.65, No.4・5, 130(2003). 〕〔富永真琴、温度受容の分子機構 ―TRPチャネル温度センサー― 日本薬理学雑誌 Vol.124 (2004) No.4 P219-227, 〕。また、痛覚神経を刺激し、局所刺激作用あるいは辛味を感じさせる。体内に吸収されたカプサイシンは、脳に運ばれて内臓感覚神経に働き、副腎のアドレナリンの分泌を活発にさせ、発汗及び強心作用を促す。ワサビ、カラシの辛み成分アリルイソチオシアネートとは風味が異なる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カプサイシン」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Capsaicin 」があります。
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