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キャプテン・キッド : ミニ英和和英辞書
キャプテン・キッド[てん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

テン : [てん]
 【名詞】 1. 10 2. ten 3. (P), (n) 10/ten

キャプテン・キッド ( リダイレクト:ウィリアム・キッド ) : ウィキペディア日本語版
ウィリアム・キッド[てん]

ウィリアム・キッド(、 1645年 - 1701年5月23日)は、スコットランド西部生まれの私掠船海賊船の船長キャプテン・キッドの別名が広く知られている。
== 生涯 ==
スコットランドのグリーノック生まれ。のちに米国ニューヨーク州に移住し、その地でサラ・ブラッドレイ・コックス・オートと結婚する。夫婦の間にはエリザベスとサラ・キッドという2人の娘が生まれ、妻方の資金を活用し、キッドは裕福な商人として生計を立てていた。
イギリスに商品を売りさばきに出向いている時に、キッドは海賊退治を含む私掠船の許可を得る機会を与えられる。必要な資金の5分の4を私掠船のスポンサーとなる貴族たちが出資し、残りを自分の船であるアンティグア号を売り払ったキッドと知り合いであるロバート・リビングストーン大佐が出資した。オーフォード伯ロムニー伯シュルーズベリー公、それにジョン・サマーズ卿などの著名な貴族が出資している。
新しい乗船となったアドベンチャー・ギャリー号は、海賊退治に相応しく、36門の大砲と70人の乗員を持つ強力な船であった。しかし、私掠船としての収入は芳しくなく、豊かな収入を求めて乗り込んだ乗員たちの圧力を和らげ、また自分の投資に見合った利益を求めて、フランス船と海賊船のみの略奪許可しかないにもかかわらず、英国船以外の船なら誰からでも略奪するようになっていった。次第にキッドの活動は委任を受けた私掠船というより、海賊の活動に近づいていくことになる。
1697年10月30日、キッドはウィリアム・ムーアという船員との間で口論となり、鉄で補強されたバケツをムーアに投げつけ、殺害してしまう。この事件を期にキッドは海賊として海に乗り出すことを決めた。
1698年1月30日、キッドは商船のクェダ・マーチャント号(Quedah Merchant)を発見し、略奪を決意する。相手の警戒を解くため、フランス国旗を揚げて接近し、商船もフランス船であるかのように振舞った。相互の船は接近し、キッドとその乗員は略奪を開始するが、略奪がほぼ終わってからキッドはこの船がイギリス船であることに気がつく。乗員と所有者に船を返すべく相談を持ちかけたが、相手方乗員は提案を拒絶し、これ以後キッドは2隻の船団を率いることになる。
1698年4月1日、キッドとその船団はマダガスカル島に到達する。この地でキッドは初めて海賊と遭遇する。かつてキッドの下で副船長として働いていたが、船を盗み海賊として活動しているロバート・カリフォード(Robert Culliford)とその船モカ・フリゲート号(Mocha Frigate)である。キッドは襲撃を決意し、乗員に船を捕らえるように指令を出すが、乗員のほとんどが謀反を起こし、カリフォードに合流してしまう。わずか13人の船員しかキッドの元に残らず、キッドは帰国を決意する。アドベンチャー・ギャリー号を燃やして破棄し、もう1隻のクェダ・マーチャント号で出発する。
ニューヨーク市に帰り着くもののその場で拘束され、ストーン刑務所に留置される。その後イギリスに護送され、海賊行為とウィリアム・ムーアの殺人で起訴され、悪名高いニューゲート監獄に投獄される。全ての罪に対して有罪と宣告され、1701年5月23日にロンドンで絞首刑にされる。
遺体はテムズ川の上に鉄の檻に入れられ、海賊を志す者に対する警告として放置される。キッドに出資した貴族達は結果的に海賊を支援したことになり、大恥をかくことになった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ウィリアム・キッド」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 William Kidd 」があります。




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