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キャラ弁(キャラべん)とは、弁当の中身を漫画、アニメ、芸能人等のキャラクターあるいは自動車などのメカ、風景などに模したものをいう。 == 沿革 == 子供向けの弁当を作る際に、子供を喜ばせたり、嫌いなものも自主的に食べるようにするために、おかずなどのデザインを工夫することが行われてきた。昭和7年に発行された『児童の飲み物とお弁当』には、子供の好き嫌いを直す最善の方法として「材料の全く判別できない形に処理」し、「料理の観覚に美しさを与えること」が提唱されている〔『児童の飲み物とお弁当』(誠文堂) 1932年〕ことから、遅くとも昭和の初期からは、弁当に子供が喜ぶ外観上の工夫をすることはある程度の広がりを持って行われていたことが推察できる。 戦後、たこさんウィンナーなどキャラクター的なおかずを付けることが、広く行われるようになっていった。 料理研究家の沢田澄子が1974年5月に出版した『すぐに役立つ子供のお弁当』で、たこさんウィンナーなどのおかずだけでなく、ご飯の上にそぼろや海苔を使って猿の顔や自動車などを描いている。他にもパンで立体的な自動車を作るなど、現在のキャラ弁の萌芽がここに見られる〔『すぐに役立つ子供のお弁当』(ひかりのくに) 1974年〕。しかしながら、まだキャラクター弁当(キャラ弁)という名称は使われていない。 キャラクター弁当の全国紙での初出は、1997年の朝日新聞だが、1996年の北海道新聞の投書欄には、「キャラクター弁当」を勧める投稿がある。出版物では、1993年にブティック社から「キャラクターで作ろうかわいいお弁当」が出版されている〔現代の手作り弁当・その多様性と背景,北海道文教大学研究紀要,第35号,2011年3月〕。 著者が明記された出版物としては、アメリカ合衆国在住のブレネクユキコが2000年3月に出版した「キャラクターいっぱいのおべんとう」が早い。その後、ブレネクはキャラ弁関係の出版を重ね、キャラ弁関係の著書だけで16冊を出版している(2010年8月現在)。 現在のキャラ弁普及には、プロの料理評論家ではない一般人のレシピブログが大きな役割を果たしている。人気ブロガーのブログの内容をまとめたレシピ本の出版も相次ぎ、ブログが料理研究家への登竜門の一つとなっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「キャラ弁」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Kyaraben 」があります。 スポンサード リンク
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