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キレナイカ(Cyrenaica, Cirenaica)は、リビアの東部地方。古典時代以来、一般的にはバルカ(Barqah)と呼ばれ続けた。トリポリタニア、フェザーンと共にリビアの歴史的な3地域で、1970年代の行政区分でもある。語源は古代ギリシャ時代都市のキュレネより。 現在はシャアビーヤと呼ばれる行政区分に分割されており、アジュダビーヤー、ベンガジ、ダルナ、クワフなど、10の州・県レベルの自治体に分かれている。 == 地理 == 地形は低地で概ね平坦。南高北低の微傾斜を有すサハラ砂漠、リビア砂漠が海岸線まで広がる。ベンガジ東部から地中海に沿っては600m級のアフダル山地が存在する。夏季は日中気温が摂氏30度〜40度を上回ることもあるが、冬季には氷点近くに下がることもある典型的な砂漠気候である。 砂漠気候ではあるが、ベンガジ以東の沿岸部では地中海式農業が行われている。また内陸部に移動すると・オアシスのようにセンターピボットを利用した灌漑農業が行われている。1950年代末期には、ゼルテン、サリール、アマルといった油田がアメリカ資本によって開発されたことによって、リビア最大の油田地帯となっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「キレナイカ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Cyrenaica 」があります。 スポンサード リンク
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