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キリスト騎士団(キリストきしだん、)は、ローマ教皇の命令により1312年に廃止されたポルトガルのテンプル騎士団に相当する勲位である。以前は主イエス・キリスト王立騎士団(Real Ordem dos Cavaleiros de Nosso Senhor Jesus Cristo)であった。カトリック教会の影響下にあった他の主権国家ではテンプル騎士団に対して追及と裁判が行われたが、これを拒んだポルトガル王ディニス1世の保護を受けて1318年に創設された。 フランス王フィリップ4世からの強い圧力のもと、教皇クレメンス5世はフランスをはじめとする欧州のほとんどでテンプル騎士団を異端の罪によって廃止したが、ポルトガル王ディニス1世はいかなる勲位であっても王がその資産を没収するのではなく、該当する勲位がそれらを継承すべきと考え、主にトマールのテンプル騎士団がレコンキスタと戦後のポルトガル復興に尽力したことから同騎士団をキリスト騎士団として再構成した。ディニス1世は新たな騎士団の承認と、その騎士団がテンプル騎士団の資産と財産を継承する権利について教皇クレメンスの後継者ヨハネス22世と交渉した。 ==歴史== 騎士団の起源は1118年頃に創設されたテンプル騎士団に遡る。フランス王によって迫害されたテンプル騎士団は1312年、最終的に教皇の命により解散させられた。しかし、ヨーロッパ全土における迫害にもかかわらず無罪が証明されたポルトガル騎士団のため、1317年、ポルトガル王ディニス1世はキリスト騎士団を創設した。大航海時代、ポルトガルの騎士団は莫大な富と地位を得た。 1789年、ポルトガル女王マリア1世は騎士団を世俗化した〔。1910年、ポルトガル王国の消滅に伴い騎士団は廃止されたが、1917年に復活されてポルトガル大統領が騎士団のグランドマスターとなった。現在、キリスト騎士団はアヴィス騎士団、聖ヤコブ帯剣騎士団とともに「古き騎士団」を構成し、グランドマスターである大統領を補佐するために大統領が指名する長官および8人の評議員の管理下に置かれている。騎士団勲章は、その名称にかかわらず、議会、政府、外交、裁判所、国家機関あるいは行政府にて共和国に対する卓越した貢献を行ったポルトガルまたは外国の市民および軍人に贈られる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「キリスト騎士団」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Order of Christ (Portugal) 」があります。 スポンサード リンク
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