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キルワ・キシワニ : ミニ英和和英辞書
キルワ・キシワニ
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


キルワ・キシワニ ( リダイレクト:キルワ島 (タンザニア) ) : ウィキペディア日本語版
キルワ島 (タンザニア)[きるわとう]
キルワ島()は、インド洋上に浮かぶタンザニアリンディ州キルワ県に属する。面積は約14km2、1988年当時の人口は約2,000人〔加藤「キルワ島」『世界地名大事典』3、324頁〕。キルワ・キヴィンジェの南29kmに位置し〔、対岸のキルワ・マソコの町とは4km離れている〔栗田、根本『タンザニアを知るための60章』、274-276頁〕。
島に存在する遺跡はソンゴ・ムナラ島の遺跡と共に「キルワ・キシワニとソンゴ・ムナラの遺跡群(Ruins of Kilwa Kisiwani and Ruins of Songo Mnara)」としてユネスコ世界遺産に登録されている。
== 地理 ==
キルワ島はマブジ川ムセケラ川ゴンゴ川が流れ込む河口域に位置し、島と河川の間にはマングローブ林が繁る内海、外海側にはサンゴ礁が広がる〔中村「キルワ島の海環境とキルワ王国」『比較人文学研究年報』4巻、50頁〕。インド洋モンスーン圏の最南端に位置し、半島に囲まれた島の入り江は帆船の寄航に適した場所であるため、キルワ島を本拠地とする都市国家の出現と繁栄に大きな役割を果たした〔富永『スワヒリ都市の盛衰』、21頁〕。雨水と河川の淡水が流入する内海は海水の塩分濃度が薄い汽水域であり、河川から流出した土砂が堆積するため水深は浅い〔中村「キルワ島の海環境とキルワ王国」『比較人文学研究年報』4巻、52頁〕。海面に落ちたマングローブの葉は分解されて養分となり、住処、餌、日陰などを求めて水族が集まる内海は格好の漁場となっている〔。内海では小中型の魚などが獲れるほか、海底にはナマコや二枚貝、マングローブ林内を流れる河川には小エビ、マングローブ林の泥土の下にはノコギリガザミが住む〔。
島はサバナ気候に属し、大小の乾季と雨季が訪れる〔。島の住民は農耕によって家庭で消費する食料を栽培し、漁業によって収入を得る半漁半農の生活を営んでいる〔中村「キルワ島の海環境とキルワ王国」『比較人文学研究年報』4巻、51頁〕。年間降水量の平均は約1,000mmで、3月から5月にかけて大雨季と11月から1月にかけての小雨季を利用した天水農耕が行われている〔中村「キルワ島の海環境とキルワ王国」『比較人文学研究年報』4巻、50-51頁〕。島の畑ではトウモロコシソルガム、陸稲といった主食、キャッサバオクララッカセイトウガンゴマカシューナッツなどの作物が栽培されている。
島の北東部に存在する村落は、かつて存在したキルワ王国の跡地に形成されたものである〔。村落にはサンゴの岩を積み上げたヤシの葉葺きの小さな家屋が点在し、電気や上下水道といったインフラストラクチャーの整備は進んでいない〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「キルワ島 (タンザニア)」の詳細全文を読む




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