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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
キング・チャールズ・スパニエル()は、イギリスのイングランド原産の愛玩用のスパニエル犬種である。犬種名はそのまま「国王チャールズのスパニエル犬」を意味している。別名はイングリッシュ・トイ・スパニエル() == 歴史 == イギリス王室で飼育されていた由緒ある愛玩犬であるが、ビクトリア王朝時代に興った流行によって誕生した。ピーラム・スパニエルというスパニエル犬種(今で言うとキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルのブラック・アンド・タンの毛色のものによく似る)のマズルを狆などとの交配によってつぶし、更にサイズを小型化させたものが本種である。最盛期には貴婦人同士の会話に同席したり、王室の公務の手伝いなども行っていた。 然し、その隆盛は長くは続かなかった。1920年代になると過度の改造により健康被害が出始め、ブームも去り、いびきがうるさく一緒に寝ると熟睡できないなどの理由により、愛好家からはマズルが長くハンサムで、サイズも大きめの姿に戻し、健康を取りもすことが願われるようになった。その結果、ピーラムの姿が忠実に復元され、現在も人気がありよく知られたキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルが誕生した。健康面でも性格面でもキング・チャールズを大きく上回っていたキャバリアは人気を完全に奪い去り、本種に取って代わるようにして世界的に人気の犬種になっていった。更に、ドッグショーなどでは次第にキング・チャールズの排除が行われるようになり、一定の移行期間の間はマズルが最も長く、サイズ(体高)が最も好ましいものがチャンピオン犬として選出されるようになった。 その後さらに徹底的な排除が行なわれた時期もあり、キング・チャールズの影はすっかり薄くなってしまった。現在は昔日の面影も無いほど人気が落ちてしまったが、一時的な流行や嗜好に左右されない熱心な愛好家がおり、今日も愛玩犬種としてブリーディングが継続され続け、短吻種を好む愛犬家に親しまれ続けている。日本でも好き嫌いが分かれる犬種のためあまりメジャーではないが、数年に一度国内登録が行われている。国内でもブリーディングが行なわれていて、ブリーダーからの入手が可能である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「キング・チャールズ・スパニエル」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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