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キング島 (King Island)とは、オーストラリアのタスマニア州を構成する島の一つ。南緯40度、東経144度、バス海峡の西端に位置する。タスマニア島の北西にあり、ビクトリア州とタスマニア島の中間地点でもある。島の名前は1801年に命名された。当時、ニューサウスウェールズ州総督であったキング(Philip Gidley King)の名に由来する。タスマニアがニューサウスウェールズ州総督の権限下にあったからである。 1800年にスクーナー船マーサ号の乗組員によりヨーロッパ人に初めて発見された。南北64km、東西25kmのほぼ長方形の島である。面積は1100km²。 人口は約1800人(2004年)。このほか約800人の長期滞在者がいる。最大の都市は島の西部に位置するカレー (Currie) 。島の東部にはタングステンを含む灰重石の露天掘鉱山であるグラッシー (Grassy) がある。 牛肉、チーズ、ミネラルウォーターのほか、水力発電所であるハイドロタスマニアに置かれた風力発電施設が有名である。ペンギンや渡り鳥の名所でもある。 ==難破船== バス海峡の中央に位置するため、数多くの難破船が出ており、死者も多い。なかでもイギリスのリバプール港からメルボルンに向かうはずの移民船カタラクの遭難はオーストラリアの民間事故としても最大である。カタラク号は3本マストの帆船であるバーク船だった。キング島西岸で1845年8月4日に難破し、400人が死亡した。このほか、1871年の羊毛運搬船ロックレベン号 (Loch Leven)、リバプール港を出航した1874年のブリティッシュアドミラル号 (British Admiral)の遭難などが記録に残っている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「キング島」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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