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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
『キーチ!!』は、新井英樹による日本の漫画作品。『ビッグコミックスペリオール』(小学館)にて連載。単行本は全9巻。同誌2007年8月10日号より、続編の『キーチVS』が連載された。 数奇な運命を辿る主人公の少年、染谷輝一(そめやきいち)と、その周囲の人々の物語である。「少年編」と題されているが、最初は幼稚園児時代から始まる。 == ストーリー == 幼稚園児の染谷輝一は、無口できかん坊、友達にいじめられても、泣かずに殴りかかるような乱暴者で、周囲から恐れられていた。母は輝一の所業に謝りどおしで、一方の子煩悩な父は息子の成長をビデオに収め、顔が緩みっぱなし。親子3人は、普通に日常を暮らしていた。 しかしある日、通り魔にその両親を突然殺される。父側と母側の祖父母は親を突然に失った輝一と暮らし始めるが、その矢先に輝一は家を飛び出してホームレスの中年女性「モモ」に拾われる。その女性は愛犬を失ったばかりの寂しさを輝一と過ごす事で癒そうとするが、捜索願の出された輝一にかけられていた報奨金に目がくらんだホームレス仲間に密告され、逃げ出す。モモは旧知を頼り伊豆の旅館で仲居をしている秋本の所に身を寄せるが、秋本に援助し愛人関係にあった男性と関係を持ってしまい、姿を消す。秋本は輝一を警察まで連れて行くことにするが、途中で輝一とはぐれてしまい、その道すがらで事故にあってしまう。山中に残った輝一は、魚や虫で飢えをしのぎ、失踪から246日後に保護され、祖父母の下に戻された。 後に小学校に上がった彼だが、周囲に馴染む事ができず、問題を起こすたびに別の学校に移る事を繰り返していたため、これと決まった友人もおらず、当人も他人と関わる事を避けていた。しかし長野の父方のであるパン屋に引き取られ、そこで同級生の甲斐慶一郎に出会い、クラスでいじめを受けていた佐治みさとを助けた事から、事態は大きく動いていく。 みさとは父により、児童売春をさせられていた。みさとの「客」には、大手政治家など錚々たる面々。輝一は児童売春の問題を解決しようとするが、顧客の中に有力政治家などがいたため揉み消される。輝一と甲斐は、マスコミ関係者の石塚を巻き込み、「情報(マスコミ)」を駆使して、国会議事堂前で児童買春の証拠の実況中継を行う。 民衆は、小学生・輝一の発言に狂喜乱舞し、犯罪行為でもある国会前での拳銃所持による要求行為を肯定する。 少年である輝一と甲斐は、拳銃所持にも関わらず無罪となる。対し、「大人」であったテレビ局の石塚と若村、それにホームレスのカメは実刑で5年程度となる。輝一は、石塚達が「大人」である故に罪に問われ、「少年」であるが故に罪に問われない自分たちという状況を「否定」し、石塚らを救うべく行動を取る。甲斐は輝一を「独裁者(アジテーター)」として祭り上げるべく、民衆をアジテートするためエフテレビにて会見を行う。 そんな中、輝一は幼少期に面倒を見てくれた秋本に会いにみさとと共に病院に趣く。相変わらず秋本は事故による昏睡状態であり、輝一は自分の無力さを感じ、自己否定に陥る。みさとは、輝一の自分を否定する状況を喝破。病院からの帰り道にて秋本は昏睡状態から回復する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「キーチ!!」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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