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ギャルド・レピュブリケーヌ管弦楽団(ギャルド・レピュブリケーヌかんげんがくだん、)は、フランス国家憲兵隊の共和国親衛隊(Garde républicaine)に所属している軍楽隊である。日本では今日では「ギャルド」の略称で親しまれているが、戦前は「ガルド・レピュブリケーヌ」のように呼ばれていた。 楽団の、特に吹奏楽の演奏は極めて高いレベルであり、あらゆる意味で「世界最高」ならぬ「世界最強」と言われる程である。軍楽隊では吹奏楽編成を採用しているところが多いが、管弦楽の編成をとることができるように弦楽器奏者を加えている。 軍楽隊ではあるが、今日ではマーチングバンド形態などの演奏は一切行わず、コンサート形態での演奏にのみ専念している。 日本へは1961年11月に軍楽隊(吹奏楽編成)が第7代楽長フランソワ=ジュリアン・ブラン以下76名が初来日し、バッハ、ラヴェル、ドビュッシー、ロッシーニ、ベルリオーズ、レスピーギの管弦楽作品の編曲等の演奏を披露し、日本の吹奏楽発展に大きく寄与した。また、初来日時には、東京、杉並公会堂で瀬戸口藤吉の『軍艦行進曲』、團伊玖磨の『祝典行進曲』等の日本人作曲家の吹奏楽曲と、ギャルドのためにフローラン・シュミットが作曲した『ディオニソスの祭り』、ドビュッシーの『牧神の午後への前奏曲』、ビゼーの『アルルの女』第2組曲より「ファランドール」を演奏、ステレオ録音を行った。2007年3月のNHK-FM放送の番組「今日は1日吹奏楽三昧」では、NHKで発見された、初来日した際のBプログラムのライブ録音が放送され、46年前の演奏とは思えない素晴らしい響きが話題となった。2009年6月にNHKが初来日のライブ音源をCD化し、発売した。 ==歴史== * 1848年 - パリ防衛軍のメンバーにより12名の騎馬ファンファーレ隊が創設される。 *:これが共和国親衛隊音楽隊の始まりであり、現在でも当騎兵連隊には騎馬ファンファーレ隊が置かれている。 * 1856年 - 隊員56名からなる吹奏楽編成の親衛隊音楽隊を編成。 * 1867年 - パリ万博で行われた国際軍楽隊コンクールでプロイセンの軍楽隊とともに1等賞を受賞。 *:このコンクールで審査員を務めた20名の中には、当時の著名な音楽家であるベルリオーズ、グノー、ドリーブが含まれており、彼らがサインした表彰状が共和国親衛隊の古文書館に保存されている。 * 1871年 - 王制から共和制に変わると共に、ギャルド・レピュブリケーヌ(共和国親衛隊)の名称を使うようになる。 * 1933年 - 吹奏楽版「ボレロ」を初演。指揮はモーリス・ラヴェル。 * 1947年 - 当時のオリオール大統領の勧告により、オーケストラも編成できるように40名の弦楽セクションを増員。 * 1961年 - 初来日。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ギャルド・レピュブリケーヌ管弦楽団」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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