|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。
ギュミル(''Gymir'')は、北欧神話に登場する豊穣神フレイの妻ゲルズの父の名である〔『エッダ 古代北欧歌謡集』63頁〕。名前は「海」を意味している〔『エッダ 古代北欧歌謡集』67頁。〕。 == 解説 == スノッリ・ストゥルルソンの『散文のエッダ』第1部『ギュルヴィたぶらかし』37章で、妻は山の巨人のアウルボザだと説明されている〔『エッダ 古代北欧歌謡集』253頁。〕。 ゲルズが語るところでは、黄金を多量に持つ資産家であり、また相手とすぐ斬り合いを始める性格だという〔『エッダ 古代北欧歌謡集』65頁。〕。ゲルズの部屋の前に獰猛な番犬を繋いでいる〔『エッダ 古代北欧歌謡集』64頁。〕ことから、娘を溺愛しているのが伺える。 一方で、『詩のエッダ』の『ロキの口論』には、アース神族のために酒宴を催す海神エーギルが「別名ギュミルとも呼ばれるエーギル」と書かれている〔『エッダ 古代北欧歌謡集』80頁。〕。二人は同一視されることもあるようである〔英語版など外国語版Wikipediaの中には、ギュミルをエーギルの項でまとめて説明したものもある。〕。しかし、『ロキの口論』第42節では、舞台となる広間にエーギルがいながら、ロキがフレイに向かって「ギュミルの娘」という言い方をしており〔『エッダ 古代北欧歌謡集』84頁。〕、この節の「ギュミル」がエーギルを指しゲルズの父はそこにいるエーギル(別名ギュミル)だと言っているどうかははっきりしていない。 ギュミルの名前は「海」のケニングとしても用いられることがある。『散文のエッダ』第2部『詩語法』では、「浪」のケニングとして、詩人レヴによる詩の「ギュミルの冷たき巫女」という表現を紹介している〔『「詩語法」訳注』35、98-99頁。〕。 == 脚注 == === 注釈 === 〔 === 出典 === 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ギュミル」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|