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ギルド・ギター・カンパニー(Guild Guitar Company)は、アメリカ合衆国のギターメーカー。1952年にアルフレッド・ドロンジ(Alfred Dronge)によってギルド・ギターズ(GUILD GUITARS)として設立された。1970年代前半に社名を変更してギルド・ミュージカル・インストルメンツ(GUILD MUSICAL INSTRUMENTS)〔『アコースティックギター7』29頁。1972年製のギターのラベルには旧社名、1973年製のギターのラベルには新社名が記してある。〕。買収後に現社名に変更された。メーカー自身が「Guild」と大きくギターのヘッドや製品のラベルに記しており、日本の輸入販売代理店も「Guild」や「ギルド」と雑誌広告や公式サイトに記している為本国アメリカ合衆国や日本では略称で呼ばれることが多い。社名にあるギルドは中世から近世のヨーロッパの職業別組合の事を意味する。この場合は、手工業の職人組合の事。 == 概要 == === 創業から発展期 === ニューヨークで1940年代から楽器店を経営していたアルフレッド・ドロンジは経営状態の悪化と激化した労働争議で工場を閉鎖したエピフォンの職人を参加させてギルド・ギターズを設立。同社最初の生産工場はニューヨークに置かれた。1954年に工場をニュージャージー州ホーボーケンに移転。1960年代の後半にロードアイランド州ウェスタリーに移転。〔『アコースティックギター6』51頁。〕 1972年に創業者アルフレッド・ドロンジが航空機の墜落事故で逝去する。 その頃からアメリカの大衆音楽の流行がエレクトリックギターを使用した音楽に移り、やがてシンセサイザーを駆使した音楽がブームになる。1980年代中盤までアメリカのアコースティックギターメーカーはいずれも低迷期に入り、同業他社もマーティンは人員整理を実施〔『丸ごと一冊マーティンD-28』26頁。〕、ギブソンは1984年にアコースティックギターの生産を中断している〔ワイ・ジー・ブック編集部『Gibson GUITAR BOOK』57頁。〕。 ギルドはアコースティックギターで知られていたが、ジャズ・ロック両方のニーズに合わせ、エレクトリックギターの生産もしていた。一時期、エレクトリックギターの生産は「聖地」と呼ばれる、ウェスタリーの工場で行なわれた。現在ではウェスタリーの工場はフェンダー社所有となっているが、フェンダー社は同工場での生産を行なわず、同社の生産プロセスに則ってギターを生産している。そのことから、ウェスタリー工場が閉鎖される前に生産されたギターには希少価値があるとされている。材質には慎重に選ばれた木を用い、ピックアップは手巻き、そして塗装には高品質のラッカーを用い、1台1台すべて手作りであった。 1980年代後半からテレビ番組MTVアンプラグドの大ヒットでアコースティックギターが再評価され、各メーカー共業績を回復する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ギルド・ギター・カンパニー」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Guild Guitar Company 」があります。 スポンサード リンク
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