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ギロホール酸(英語、Gyriphoric acid)とは、地衣デプシドに分類される有機化合物の1種で、4-オキシ]-2-ヒドロキシ-6-メチル安息香酸のことである。なお、片仮名表記では、ギロホル酸やギロホリン酸などと書かれる場合もある。 == 構造と性質 == ギロホール酸の分子式はC24H20O10であり 〔 Gyriphoric acid 〕 〔 化学大辞典編集委員会 『化学大辞典 (縮刷版) 2』 p.898 (左中央) 共立出版 1963年8月25日発行 ISBN 4-320-04016-3 〕 〔 ギロホール酸 〕 、モル質量は468.4096 (g/mol)である 〔 Gyriphoric acid 〕 。 ギロホール酸は、3つの芳香環を持ったデプシドの1種に分類できる構造をしている 〔 LICHEN COMPOUNDS AND DYES 〕 。 したがって、分子中にフェノール性水酸基を持っており、塩化鉄(III)と反応させると赤紫色を呈する 〔 化学大辞典編集委員会 『化学大辞典 (縮刷版) 2』 p.898 (左中央) 共立出版 1963年8月25日発行 ISBN 4-320-04016-3 〕 。 また、さらし粉と反応させると赤色を呈するものの、こちらは時間が経つと褪色する 〔 化学大辞典編集委員会 『化学大辞典 (縮刷版) 2』 p.898 (左中央) 共立出版 1963年8月25日発行 ISBN 4-320-04016-3 〕 。 ギロホール酸は、常温常圧では無色の固体であり、融点は約220 ℃ 〔 化学大辞典編集委員会 『化学大辞典 (縮刷版) 2』 p.898 (左中央) 共立出版 1963年8月25日発行 ISBN 4-320-04016-3 〕 。 エタノールやクロロホルムには溶解しにくいものの、加熱するとアセトンにはよく溶ける 〔 化学大辞典編集委員会 『化学大辞典 (縮刷版) 2』 p.898 (左中央) 共立出版 1963年8月25日発行 ISBN 4-320-04016-3 〕 。 このアセトン溶液から再結晶した場合、ギロホール酸は無色の針状晶を形成する 〔 化学大辞典編集委員会 『化学大辞典 (縮刷版) 2』 p.898 (左中央) 共立出版 1963年8月25日発行 ISBN 4-320-04016-3 〕 。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ギロホール酸」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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