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クイック・ワン : ミニ英和和英辞書
クイック・ワン
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


クイック・ワン ( リダイレクト:Quick1 ) : ウィキペディア日本語版
Quick1[くいっく わん]

Quick1(クイック・ワン)とは、明星食品カップ麺である。
== 概要 ==
従来、カップタイプのインスタントラーメンは熱湯を注いでからの調理時間に3分から5分を要し、調理時間が待ちきれないというニーズが存在していた。1982年10月、明星食品はそれに応える商品として、通常の麺と比べて気泡を多くした特殊製法の麺を用い、調理時間を1分に縮めた商品として「QUICK1(クイックワン)」を発売した。味は、しょうゆベースの「ピリッと辛辣中華」、とんこつ風味の「こってりポークブイヨン」、カレー味の「スパイシー印度カレー」の3種類で、辛味を利かせたり濃いめの味付けをした刺激的な風味が特徴であった。
発売当初は大反響を得たが、次第に調理時間の短さに起因する欠点の「調理時間直後ではスープが熱すぎる」や「特殊製法の麺が伸びやすい」が露呈し、商品の人気は急速に下降した〔1990年7月23日放送『カノッサの屈辱』(フジテレビ第13回「インスタントラーメン 帝国主義国家の宣戦」〕。さらに、日清食品が当時実用新案権を持っていた「中空保持構造」を明星食品が無断でQUICK1に採用していたことが明らかとなり、1983年1月に訴訟問題へ発展した〔〔『ラーメン戦争 日清と明星で激突 実用新案権で"訴訟"』 - 朝日新聞 1983年1月22日〕〔日清食品と明星食品は2006年から2008年にかけて事業・経営統合を行い、「日清食品ホールディングス」を成立させている。〕。その後、伸びにくい麺への改良や味のリニューアルが行われたが、売上は低迷したまま1984年に販売終了となった。
調理時間1分台のカップ麺はQUICK1の終売で一旦途絶えるが、1990年代に入ると「日清ラ王(初代)」(日清食品、1992年 - 2010年)に代表される生タイプ麺のカップラーメン、および「俺の塩」(東洋水産、1997年 - )に代表される細麺タイプのカップ焼きそばなどが登場したことで、再び実現した。なお、明星食品はQUICK1の販売終了から26年後の2010年、「バリカタ」という商品名の調理時間1分台のカップ麺を発売した(その後、「チョッパヤ」に発展)。
2013年2月18日、主に女性客をターゲットに同社の「チョッパヤ」で培ってきたノウハウを投入し、31年の歳月を経て「Quick1(クイック・ワン)」名義で再び発売された〔2013年1月30日閲覧、日経トレンディネット 〕。味はチキンコンソメブイヤベースミネストローネの3種類が用意されている。なお、2代目Quick1は同年10月1日2013年度グッドデザイン賞を受賞したが、これは一連の即席麺としては初の受賞となる。
2013年11月4日には男性客をターゲットとした縦型ラージカップの「Quick1 PRIME(クイック・ワン プライム)」シリーズが発売され〔当初はビーフシチューヌードルのみの発売だったが、2014年1月6日にオニオングラタンスープヌードルが追加発売された。〕、2014年2月10日には既存のチキンコンソメ、ブイヤベース、ミネストローネがリニューアル発売された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「Quick1」の詳細全文を読む




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