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クォーク・エクスプレス : ミニ英和和英辞書
クォーク・エクスプレス[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

クォーク・エクスプレス ( リダイレクト:QuarkXPress ) : ウィキペディア日本語版
QuarkXPress[くぉーく えくすぷれす]

QuarkXPressクォーク・エクスプレス)は、Quark社の販売しているDTPソフトウェアで、同社の代表的製品。かつてMac OS 9の時代、MacintoshによるDTPのデファクトスタンダードであった。ティム・ギルおよびそのチームによって開発され、Quark社の黄金時代を築いた。
(特に日本では)「クォーク(クオーク)」といえばこのソフトのことを指し、会社名だという認識は薄い。綴りが「XPress」であるのは、「Press=印刷」という単語を踏まえているとされる。
== 業界標準化 ==
DTP業界において圧倒的な支持を得ていたが、Mac OS Xへの対応が遅れ、2009年の時点で、先に完全対応を果たしたAdobe InDesignにシェアを奪われている。これは日本だけでなく、Quark社にとって自国市場である米国でも同じである。
QuarkXPressはDTP黎明期において最初に登場したアプリケーションではなく、当時の業界ではAldus PageMakerが先行していた。DTPという言葉自体がPageMakerのプロモーションのためにアルダスのポール・ブレイナード社長によって作られた言葉であるため、DTPという分野はPageMakerによって築かれたとも言える。QuarkXPressは、ライバルに先んじてカラー対応を果たしたことなどからデザイナーなどへ支持を広げ、大きなシェアを獲得するに至った。
2000年代前半まで「Macintosh DTPといえばQuark(XPress)」、という共通認識があっただけに、日本の出版業界で「マックで組む」という言葉は「QuarkXPress 3.3Jで組む」ことを意味していた。後継バージョンである4.1JではWindows版も提供され、Macintosh版とのクロスプラットフォーム互換性が実現されているにもかかわらず、3.3Jからの移行があまり進まなかった。これは既に3.3JとOCFフォントによるワークフローが確立していることや、4.0J発売当初の価格が新規購入、バージョンアップ共に高額で、3.3J導入時に多大な投資をした出版社印刷会社で追加投資を嫌われたためといわれる。
2009年現在、米国と日本では、Mac OS Xへの移行に伴い、Adobe InDesignへの乗り換えが進んでいる。「先進的な機能をいち早く提供したQuarkXPressが、Aldus社との合併で動きが鈍かったAdobe社のPageMakerを一気に抜き去った」後に、「OpenTypeにいち早く対応するなど、先進的な機能を提供したInDesignが、Mac OS Xへの対応の遅れたQuarkXPressのシェアを奪った」という逆転現象が起きた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「QuarkXPress」の詳細全文を読む




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