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クター : ウィキペディア日本語版
クター[ちょうおん]

クター (Kutar) とは、株式会社ギガ連射が手がけるクターシリーズのゲームに登場するキャラクターの総称、またはその主役となるキャラクターの名前である。
当初はギガ連射において構想されていたメールソフトのキャラクターであったが、ミニゲームの第1弾として公開された「クターのナワトビ」が好評であったことから、アクションゲームのシリーズとなった〔それいけ! 窓の仲間たち【第2回】かわいい無表情キャラ「クター」を産んだ「ギガ連射」 窓の杜 2000年7月7日〕。クターシリーズはオンラインソフトウェア大賞2000に入賞しており〔オンラインソフトウェア大賞2000 受賞作品 財団法人インターネット協会 2000年6月7日〕、2000年窓の杜大賞では話題賞を受賞、「キャラクターがかわいいと、その分ゲームも楽しくなる」と評価された〔2000年 窓の杜 結果発表 窓の杜 2000年12月23日〕。また2002年9月14日放送の「ランク王国」(TBS系列)において、「21世紀登場新キャラクター人気TOP10」の第10位としてクターが紹介されている〔クターの歴史 2002年 ギガ連射〕。
==種としての特徴==
イヌにもネコにもクマにも見えるが、そのどれでもない架空の生物」という設定である。耳は尖っているが頭の大きさに比して小さめで、尻尾も体長に比して短く、猫というよりもイタチ科の生物に印象が近い。
クターを扱った作品の大多数では、輪郭が太い線で描かれ、また立体的な描写を放棄した漫画チックな表現となっている。一部の3D表現の作品においても、立体描写は控えめである。
人間と同様に直立二足歩行で生活する。手足が細く短いが、人間と同等の運動能力を有する。基本的に服を着る習慣はないが、フォーマルな場など服を着ている描写も一部ある。
さまざまな体色(体毛)の個体が存在する。体色は基本的には単色だが例外も存在する。なお、主役のキャラクターである「クター」の体色はオレンジ色()。設定によれば、体毛は短く生え揃っており、手触りが大変心地よいという。性別があり、頬に頬紅のような丸い模様があるのが女の子(メス)。年齢に比例して身体が大柄になる。
どんなときでも表情を崩さない「無表情キャラ」であり、食事を摂るときですら口ひとつ動かさない。その一方で感情は豊かであり、全身を使って感情を表現する。
ヘマをやらかすなどしてピンチに直面すると、プ二〜(初期はブヨッ)という効果音とともに体が膨れてピンチをやり過ごす性質がある。ゲーム上では、ゲームオーバー時に必ず膨れたクターを見ることになる。なお驚いたときやショックを受けた際にも体が膨れる。
主な生息地は「テクノアイランド」と呼ばれる架空の島。クター達は娯楽を楽しんだり冒険したり、時にはバイトしたりと人生を謳歌しており、ある種の理想郷のような生活を送っている。テレビや自動車、鉄道など現代日本と同等の文明を有しているが、その技術の出所は不明。クターの作品群は、主にテクノアイランドでのクター達の日常を切り取ったものという位置づけであり、画面隅に必ずロケ地が記されている(北海道のオレンジに囲まれたところにいる、というヒトが教えたという説もある)。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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