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小部(しょうぶ、, KN, クッダカ・ニカーヤ)とは、仏教のパーリ仏典の経蔵を構成する「五部」(, パンチャ・ニカーヤ)の内の、第5番目(最後)の「部」(nikāya, ニカーヤ)のこと。 他の「部」(nikāya, ニカーヤ)に振り分けることができない、特異な経典をまとめた「残余」の領域である。冒頭の『小誦経』(しょうじゅきょう、Khuddaka-pāṭha, クッダカ・パータ)に因んで、「小部」(しょうぶ、Khuddaka Nikāya, クッダカ・ニカーヤ)と名付けられている。 名前とは裏腹に、文量は決して小さいわけではなく、むしろ『本生経』(ジャータカ)や『譬喩経』(Apadāna, アパダーナ)を中心に、膨大な文量を誇り、「五部」(Pañca Nikāya, パンチャ・ニカーヤ)の中でも圧倒的に多い。例えば、大蔵出版の『南伝大蔵経』では、「長部」が全3巻、「中部」が全4巻、「相応部」が全6巻、「増支部」が全7巻なのに対して、「小部」には全22巻〔「蔵外」扱いの『弥蘭王問経』(ミリンダパンハ, 「ミリンダ王の問い」)を除いた量。〕を費やしている。 ==構成== 以下の18経で構成されるが、下の3つは蔵外扱いになることも多い〔WEB南伝大蔵経目録 p27〕。 *1. 『小誦経』(しょうじゅきょう、Khuddaka-pāṭha, クッダカ・パータ) *2. 『法句経』(ほっくぎょう、Dhammapada, ダンマパダ) *3. 『自説経』(じせつきょう、Udāna, ウダーナ) *4. 『如是語経』(にょぜごきょう、Itivuttaka, イティヴッタカ) *5. 『経集』(きょうしゅう、Sutta-nipāta, スッタニパータ) *6. 『天宮事経』(てんぐうじきょう、Vimāna-vatthu, ヴィマーナヴァットゥ) *7. 『餓鬼事経』(がきじきょう、Peta-vatthu, ペータヴァットゥ) *8. 『長老偈経』(ちょうろうげきょう、Thera-gāthā, テーラガーター) *9. 『長老尼偈経』(ちょうろうにげきょう、Therī-gāthā, テーリーガーター) *10. 『譬喩経』(ひゆきょう、Apadāna, アパダーナ) *11. 『仏種姓経』(ぶっしゅしょうきょう、Buddha-vaṃsa, ブッダ・ヴァンサ) *12. 『所行蔵経』(しょぎょうぞうきょう、Cariyā-piṭaka, チャリヤー・ピタカ) *13. 『本生経』(ほんしょうきょう、Jātaka, ジャータカ) *14. 『義釈』(ぎしゃく、Niddesa, ニッデーサ) *14-1. 『大義釈』(だいぎしゃく、Mahā-niddesa, マハー・ニッデーサ) *14-2. 『小義釈』(しょうぎしゃく、Cūḷa-niddesapāḷi, チューラ・ニッデーサ) *15. 『無礙解道』(むげげどう、Paṭisambhidā-magga, パティサンビダー・マッガ) --- *16. 『導論』(どうろん、 Nettipakaraṇa, ネッティパカラナ) *17. 『蔵釈』(ぞうしゃく、Peṭakopadesa, ペータコーパデーサ) *18. 『弥蘭王問経』(みらんおうもんきょう、Milinda-pañha, ミリンダ・パンハ, 「ミリンダ王の問い」) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「小部 (パーリ)」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Khuddaka Nikaya 」があります。 スポンサード リンク
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