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クベタ・ペシュケ(Květa Peschke, 1975年7月9日 - )は、チェコ・ビロベク出身の女子プロテニス選手。ダブルスの得意な選手として知られ、2011年のウィンブルドン選手権の女子ダブルスの優勝者である。2010年の全仏オープンの女子ダブルスと、2006年と2010年、2012年の全米オープン混合ダブルス部門での準優勝もある。自己最高ランキングはシングルス26位、ダブルス1位。これまでにWTAツアーでシングルス1勝、ダブルス27勝を挙げている。旧姓「クベトスラヴァ・ヘルドリコバ」(''Květoslava Hrdličková'')というが(「クベタ」は愛称)、2003年にコーチのトルステン・ペシュケ(Torsten Peschke)と結婚した。身長165cm、体重58kg。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。 == 来歴 == ヘルドリコバは1991年から選手経歴を始めたが、WTAツアー下部組織の大会で長い下積み生活を送った。1998年4月、ヘルドリコバはクロアチア・マカルスカ大会で、世界ランキング140位の予選勝者として初優勝を果たす。この優勝で世界ランキングを大幅に上げた彼女は、1998年全仏オープンで4大大会に初出場した。この後、8月のポーランド・ソポト大会でダブルス初優勝。ヘルドリコバのシングルス優勝は、WTAツアー大会ではマカルスカ大会の1勝のみであるが、その後ダブルスで実力を伸ばしてきた。2000年、ヘルドリコバは全豪オープン・全仏オープンの2大会連続で3回戦に進み、シドニー五輪にもチェコ代表選手として参加したが、シングルス・ダブルスとも1回戦敗退に終わっている。この時期に、ヘルドリコバは世界ランキングを33位まで上げた。 2002年の全豪オープンで、クベタ・ヘルドリコバはダヤ・ベダノワとペアを組み、第1シードのリサ・レイモンド&レネ・スタブス組との準々決勝まで進出した。この後、ヘルドリコバは左膝を痛め、2002年12月と2003年3月に2度の手術を受けた。左膝手術によるブランクの期間中、2003年5月5日にトルステン・ペシュケと結婚する。ようやく2004年5月、ポーランド・ワルシャワの「J&Sカップ」で復帰を果たし、それ以後は夫の姓のみを使用して「クベタ・ペシュケ」と名乗るようになった。 2度の左膝手術を乗り越えた後、ペシュケは2005年ウィンブルドンで初めての4大大会シングルス4回戦進出を果たした。この大会では、ペシュケは2回戦でベラ・ズボナレワ、3回戦でコンチタ・マルティネスを破って勝ち進み、4回戦でナディア・ペトロワに 7-6, 6-7, 3-6 で敗れた。2006年全米オープンで、ペシュケは同じチェコのマルティン・ダムと混合ダブルスのペアを組み、初めて4大大会決勝戦の舞台に進出する。チェココンビは決勝でボブ・ブライアン&マルチナ・ナブラチロワ組に 2-6, 3-6 で敗れた。 2007年4月以後、ペシュケはレネ・スタブス(オーストラリア)と組んで大半のトーナメントに出場するようになり、このペアで年間3勝を挙げた。2人は2007年度の4大大会でも、ウィンブルドンベスト8・全米オープンベスト4を記録した。2008年の女子ツアー年間最終戦「WTAツアー選手権」のダブルスで、ペシュケとスタブスは第1シードのリーゼル・フーバー&カーラ・ブラック組に 1-6, 5-7 で敗れて準優勝者になった。 クベタ・ペシュケは2007年全仏オープン2回戦進出を最後に、女子ツアーのシングルスから撤退し、活動をダブルスのみに絞った。 2010年から、ペシュケはカタリナ・スレボトニク(スロベニア)と組んで大半のトーナメントに出場するようになり、全仏オープンで初めて4大大会女子ダブルスの決勝に進出した。決勝ではビーナスとセリーナのウィリアムズ姉妹組に 2-6, 3-6 で敗れた。全米オープンではアイサム=ウル=ハク・クレシ(パキスタン)と組んだ混合ダブルスで2度目の準優勝となった。 2011年ウィンブルドン選手権ではカタリナ・スレボトニクと組み4大大会女子ダブルス2度目の決勝に進出。決勝ではザビーネ・リシキ&サマンサ・ストーサー組に 6-3, 6-1 で快勝し、4大大会初のタイトルを獲得した。この大会では女子シングスでペトラ・クビトバ、混合ダブルスではイベタ・ベネソバが初優勝し、女子の全種目でチェコ選手が優勝者になった。大会後のランキングでペシュケはスレボトニクと並んで初めてのダブルスランキング1位になった。 2012年全米オープンでは混合ダブルスでマルチン・マトコフスキと組み決勝に進出した。決勝ではエカテリーナ・マカロワ&ブルーノ・ソアレス組に 7–6(8), 1–6, で敗れ3度目の準優勝となった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「クベタ・ペシュケ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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