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シデ(四手、椣)は、カバノキ科クマシデ属(学名:''Carpinus'')の総称である。 == 形態 == 広葉樹で何れも落葉性〔北村四郎・村田源(1980)原色日本植物図鑑 木本編2. 保育社. 大阪.〕。比較的小型の物が多く、10m未満の種もしばしば見られ樹高は最大でも20m程度。樹形は比較的低い位置から幹を分岐させ、しばしば株立ち状になる。樹皮は比較的滑らかで色は灰色系のものが多い。 File:Kurpark Oberlaa 10 - carpinus betulus.jpg|樹形''C. betulus'' File:Carpinus orientalis stem.jpg|樹皮は平滑で灰色のものが多い''C. orientalis'' File:Габър - кора.JPG|老木では割れてくる種もある ''C. betulus'' 枝は左右ジグザグに伸びる(仮軸分枝)。葉は枝に左右交互に付き(互生)、葉脈は明らかな主脈が1本あり、そこから側脈を分岐させる形(羽状脈)である。縁には明らかな鋸歯があり、しばしば二重鋸歯となる〔。 File:Carpinus betulus ies.jpg|枝先 File:Carpinus foliage.jpg|葉は互生 ''C. betulus'' 花は一つの木に雄花と雌花を両方付ける(雌雄同株)。雄花は枝の途中から垂れ下がり、雌花は新しい枝の先端に出来る(頂生)。雄花・雌花共には花穂などと呼ばれる稲穂を思わせる形で、特に雄花は稲穂に似ている〔。雌花は苞が発達し、ホップを思わせる形になる。苞は葉に似ており縁には鋸歯を持つ。種によって両側に鋸歯を持つもの、片側にしか鋸歯を持たないものがある。果実は外側に堅い殻を持ち(堅果)、果肉などは持たない。果実は翼を持たないが苞に包まれる。 File:Carpinus betulus - flowers.jpg|枝から垂れる雄花''C. betulus'' File:Japanische Hainbuche.jpg|雌花はホップを思わせる ''C. japonica'' File:Carpinus orientalis - Arnold Arboretum - DSC06943.JPG|雌花拡大 ''C. orientalis'' File:Hainbuche.jpg|熟した果実 ''C. betulus'' File:Carpinus betulus MHNT.BOT.2004.0.494.jpg|苞に包まれた堅果 ''C. betulus'' 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「シデ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Hornbeam 」があります。 スポンサード リンク
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