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クマヤナギ(熊柳、''Berchemia racemosa'')はクロウメモドキ科のつる性落葉低木。北海道南部以南に分布し、林の縁に多く生育する。茎は他の木などにからみつきながら伸びる。葉は卵形から楕円形で全縁、羽状の葉脈が目立つ。夏に枝先の葉腋から総状花序を出し、白い5弁の花を多数咲かせる。果実は長さ数ミリの楕円形の核果で、緑から次第に赤になり、翌年夏に熟して黒くなる。果実は食用にもできるが、果実酒の材料にすることが多い。樹皮は黒い。つるはかんじきなどの材料に用いられた。 次のような変種(一部は独立種ともする)あるいはフォームがあり、東アジア一帯に分布する。 *ウスゲクマヤナギ ''B. racemosa'' var. ''pilosa'' Hatusimaまたは''B. racemosa'' f. ''pilosa'' Hatusima *ナガミノクマヤナギ ''B. racemosa'' f. ''stenosperma'' Hatusima *ナンゴククマヤナギ ''B. racemosa'' var. ''luxurians'' Hatusima *オオクマヤナギ ''B. racemosa'' var. ''magna'' Makinoまたは''B. magna'' (Makino) Koidz. クマヤナギ属はつる性または非つる性の木本で、20種ほどがアジア、アフリカ、南北アメリカに分布する。日本には他にヒメクマヤナギ''B. lineata''、ホナガクマヤナギ''B. longeracemosa''、ミヤマクマヤナギ''B. pauciflora''、ウスバクマヤナギ''B. ohwii''などがある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「クマヤナギ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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