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クモの巣図法(クモのすずほう)とは、一次元離散力学系の振る舞いをグラフを用いて図式的に表す手法。英語では''cobweb diagram'' や ''web diagram''、''cobweb plot'' などと呼ばれる〔 2016年1月17日閲覧〕。 ==手順== ある差分方程式 ''xn+1'' = ''f''(''xn'') 、初期値 ''x''0 が与えられるとき、まず、縦軸を ''xn+1''、横軸を''xn'' としたグラフ上で、''f''(''xn'') の曲線を描く。次に、傾き1の45°の線、すなわち ''xn+1'' = ''xn''の線を曲線に重ねて描く。その後、次のような手順を繰り返す。 #横軸 ''x''0 の点から曲線 ''f'' に突き当たるまで垂直に直線を引く。垂直直線が突き当たる曲線上の点の座標は (''x''1, ''x''0) となる。 #点 (''x''1, ''x''0) から、今度は水平に直線を、傾き1の線に突き当たるまで引く。水平直線と傾き1の線が交わる点は (''x''1, ''x''1) となる。 #点 (''x''1, ''x''1) から、曲線 ''f'' に突き当たるまで垂直に直線を引く。交わる点は (''x''2, ''x''1) となる。 #点 (''x''2, ''x''1) から、傾き1の線に突き当たるまで水平に直線を引く。交わる点は (''x''2, ''x''2) となる。 #あとは 3 ⇒ 4 ⇒ 3 ⇒ 4...の順で、手順3, 4を交互に繰り返す。 出来上がる図は、曲線と45°の線の間に線が張り巡らされたような図となっており、このことからクモの巣図法と呼ばれる。行っていること自体は、解の挙動 ''x''1, ''x''2, ''x''3, ''x''4,...を順に計算していることと同じである。 しかし、クモの巣図法を用いることで、解の挙動が一目でわかる全体像が得られる利点がある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「クモの巣図法」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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