翻訳と辞書
Words near each other
・ クモキリソウ
・ クモクモーン
・ クモザル科
・ クモタケ
・ クモトゲタナゴ
・ クモニ143形電車
・ クモノスカビ
・ クモノスカビ属
・ クモノスガメ
・ クモノスシダ
クモノスホコリ
・ クモノハナ
・ クモハ
・ クモハゼ
・ クモハタ
・ クモハタ記念
・ クモハタ記念事件
・ クモヒトデ
・ クモヒトデ亜目
・ クモヒトデ目


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

クモノスホコリ : ミニ英和和英辞書
クモノスホコリ
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


クモノスホコリ : ウィキペディア日本語版
クモノスホコリ

クモノスホコリは、ごく普通な変形菌の一つ。球形の胞子嚢は胞子を放出した後に状の枠が残る。この籠が網目でないのが特徴。
== 特徴 ==
クモノスホコリ ''Cribraria cancellata'' (Batsch) Nann.-Brem は、変形菌綱モジホコリ亜綱コホコリ目アミホコリ科アミホコリ属の変形菌の一つで、この類ではもっともよく見られるものの一つ。
子実体は長い柄の先に単独の胞子嚢をつける、いわゆる単子嚢体で、全体が赤褐色から暗褐色、多数が基盤上に一面に生じる。柄は先端に向かって細くなり、胞子嚢の下で細くなってここで頷くように曲がるものがよくある。背丈は5mmくらい。
子嚢は径0.7mmほどのほぼ球形、あるいは上下にやや扁平になる。この類は胞子嚢の壁に網状の構造があって、胞子が飛散した後にもそれが残る。他方で胞子嚢内部の網状構造である細毛体は持たず、そのため、胞子が飛散した後の胞子嚢はふくらんだ綿のようにならず、中身が空になった籠のようになる。特にこの種は、壁網ではなく、柄のつく側を極とすると経線方向に当たるような縦方向の筋(肋)のみが強く発達するのが特徴で、網の形にならない。その形はちょっとビンゴゲームのボールを入れる籠を思わせる。実際にはこの肋の間にはるかに細い筋(連結糸)があって、それによって肋は互いに連結されており、顕微鏡で見ればちゃんと網になっている。ただ、この連結糸は肋に比べるとはるかに細いので、実体顕微鏡程度でははっきり見えない。ついでに、プレパラートにすると割と簡単に切れる。肋の数は40-50本になる。
また、この類では胞子嚢壁の基部周辺で壁網に分かれず皿状や坪状の杯状体を形成するものが多いが、この種では標準的には全く見られず、柄の付け根まできれいに分かれている(ただし杯状体のできる変種がある。下記参照)。胞子は反射光では赤褐色。
変形体は紫がかった黒色を呈する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「クモノスホコリ」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.