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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
ネオン(英:''Neon'' )はクライスラーが販売していた自動車。 当時北米市場で席捲していた日本製や韓国製小型車に対抗して企画されたコンパクトカーである。 安価なこれらの自動車に対抗するため、車体について徹底したコスト削減が図られているのが特徴的であった。 北米ではダッジもしくはプリムスブランドで販売されたが、欧州やアジア市場ではクライスラーブランドで発売された。通常販売チャネルが異なると同一車種でも名前が変わることが多いが、このネオンの場合には企画段階で各ブランド共通の車名が用いられることが予め決められた珍しい例であった。 == 歴史 == === 初代 (1994年 - 1999年) === 1994年1月、北米国際オートショー(NAIAS)で発表、横置きの直4 2.0L エンジンを搭載する小型セダンとして、アメリカとカナダで同月より販売が開始された。 スタイリング上の特徴は、当時同社が推し進めていた、長いホイールベースと、ボンネットを短く見せる前進させたAピラーとの組み合わせによる「キャビンフォワードパッケージ」〔同程度の全長の車種に比べ、室内空間は拡大しているが、パワートレインや前軸のタイヤハウスとの兼ね合いで、ホイールベースに対する運転席の位置自体は外観の印象ほど前進していない。〕で、さらに、異形丸型2灯式ヘッドランプを採用した親しみのあるフロントマスクとし、広告展開では正面を向いて "Hi." と陽気にアピールしていた〔ゼネラルモーターズ初の自社製コンパクトカーであるサターンも、従来の自動車臭さを否定するフロントマスクに挑戦している。〕。 価格は本国でエアコン無しのベースモデルが9000ドルを切っていたため、当時日本のマスメディアでは盛んに「日本車キラー」と報道されたが、実際は足回りやトランクルーム内側の塗装を省略し〔サスペンションアームは無塗装だが、トランク内部は電着塗装の下塗りのみ施されている。〕、ドアをサッシュレスウインドウ化、後席のパワーウインドウも設定が無いなど、当時の日本車には見られない極端なコストダウンが行われており、品質や質感はトヨタ・カローラ、日産・セントラ、ホンダ・シビックに遠く及ばなかった。それだけ廉価車として割り切って企画され、生産段階でもそれを敢行した、と言う事である〔初代ネオンはカーグラフィック誌の長期レポート車の1台として加わっていたが、タイヤ交換のジャッキアップの際、純正の車載ジャッキを使ったにも関わらず、ジャッキアップポイントの「耳」がことごとく潰れたことが報告されている。〕。 日本では、1996年6月に発売された。廉価版のSE(当初、本体価格が130万円以下だった)、中間グレードのLE、装備を充実させた最上級のLXが輸入された。大半がフロアの3速ATだったが、ごく少数5速フロアMTも販売された。右ハンドルモデルは、イギリスやオーストラリアへも輸出された。 後に北米市場では根強い人気のある2ドアクーペが追加されたが、日本への正規輸入はされていない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「クライスラー・ネオン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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