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クラウディア水道(クラウディアすいどう、)は古代ローマの水道(ローマ水道)で、皇帝カリグラが38年に建設を始め、約14年間の工事の後に皇帝クラウディウスが52年に完成させた施設〔セクストゥス・ユリウス・フロンティヌス, '':en:De aquaeductu'' 1.13〕。アニオ川上流域のカエルレウス(Caeruleus)とクルティウス(Curtius)の泉を水源とし、約69km(46.406ローマ・マイル〔藤沢桜子・藤沢明寛 『米欧回覧実記』と古代ローマ文明 〕〔フロンティヌスの著書より 8.14 The Claudia and Anio Novus , Frontinus, Aqueducts 13–15 〕)離れた帝都ローマに水を供給していた。ローマ水道の技術書の著者でありローマ水道長官でもあったフロンティヌスは、『この水道はローマで最も壮大な水道である』と述べている〔。新アニオ水道と同時に工事が進められ〔 Frontinus, Aqueducts, I-13 〕、水道橋の橋脚など一部の施設を新アニオ水道と共用している。日本語訳としてクラウディウス水道とされることもある。 == 概要 == クラウディア水道の水量は184,280m3/日(4,607クイナリア)〔Frontinus, Aqueducts I-72 〕で、皇帝ネロが建設したローマ市内での分岐水道(ネロ水道, Arcus Neroniani)の完成後は市内の全14区に水を供給していた。水質はマルキア水道に次いで良質であった〔Roman aqueducts : Aqua Anio Novus 〕。ラティーナ街道の7ローマ・マイル地点〔にあった濾過池を流れ出た後は、新アニオ水道の水管を上段に載せた水道橋(連続アーチ)を通ってローマに達し〔THE SEVEN AQUEDUCTS AND TOR FISCALE (PDF)〕〔、マッジョーレ門を通過して市街地に入り、皇帝宮殿があるパラティーノの丘まで続いていた。 クラウディア水道が長期間にわたって利用できたのは、火山灰〔ash from volcanoes near Rome〕を混合した丈夫なローマン・コンクリートを用いて水管部が作られていたからである。導水管の平均勾配は300分の1(300m進むと1m下る)で、フロンティヌスによれば、全長68.98km (46.406 ローマ・マイル)のうち53.62km(36.230ローマ・マイル)は地下の導水渠を、15.06km(10.176ローマ・マイル)は地上の導水渠で構成されていた。ローマより7マイルストーンの場所からは全て地上の導水渠となり、0.9km(0.609ローマ・マイル)は構造物内に、9.6km(6.491ローマ・マイル)は水道橋上の導水渠を経由していた〔。水道橋の遺構がよく残っているローマ水道橋公園付近でその高さは約30m(28mの説も有り〔)に達しており、ローマ市内のチェーリオの丘からパラティーノの丘に接続する部分の高さは37m以上あったと推察されている〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「クラウディア水道」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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