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クラカケヒラアジ属(''Chloroscombrus'' )は、アジ科に属し現存2種の海水魚を含む属である。タイプ種はクラカケヒラアジ(''C. chrysurus'' )。東西大西洋と東太平洋の沿岸域でみられる。腹側が丸みを帯びた特徴的な体型や、尾柄にある鞍状の暗い斑点から他属の魚類と区別できる。世界的には漁業においてそれほど重要な種は含まないが、一部地域では主要な食料となっている種もある。 ==分類== クラカケヒラアジ属(''Chloroscombrus'' )は現存の2種を含む属である。スズキ目のアジ科に属する。分子情報を用いた近年の系統学の研究により、本属はアジ亜科に含められた。最新の系統学の研究の成果によれば、本属はモンツキヒラアジ属(''Hemicaranx '')、メアジ属(''Selar '')、ホソヒラアジ属(''Selaroides '')、そしておそらくマブタシマアジ属(''Alepes '')に非常に近縁であり、それらの属がアジ亜科の中でひとつのクレードを作るという。またこの研究ではクラカケヒラアジ属の単系統性も強く支持されている。 本属はフランスの博物学者シャルル・フレデリック・ジラールによって1858年に、彼が見つけた「新種」の''Chloroscombrus caribbaeus ''を収容するための新属として、その種をタイプ種として創設された。その後デイビッド・スター・ジョーダンとCharles Henry Gilbertは、おそらく''C. carribaeus ''のタイプ標本が紛失してしまったために、''Micropteryx cosmopolita ''を本属のタイプ種として改めて指定した。この種が現在でも本属のタイプ種として認められている。しかしながら、どちらの学名も1766年にリンネが記載していた''Scomber chrysurus ''(クラカケヒラアジ)の後行シノニムであることが後に判明し、現在では実質的に本属のタイプ種はクラカケヒラアジ(''Chloroscombrus chrysurus'' )ということになっている。なお''Chloroscombrus ''という属名は、ギリシャ語で「緑色」を意味する''chloros ''と、同じくギリシャ語で「魚」、特に「サバ」を意味する''skombros ''を組み合わせたものである。 本属に属する種の化石記録はない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「クラカケヒラアジ属」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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