|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 間 : [けん, ま] 【名詞】 1. space 2. room 3. time 4. pause ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
Classless Inter-Domain Routing(CIDR、サイダー)は、インターネット上のルーターにおけるルーティングテーブルの肥大化速度を低減させるための機構であり、ISPや組織にクラスA、B、Cを全部ではなく部分的に割り当てることでIPアドレスの浪費を防ぐ機構である。CIDR記法でアドレスを記述でき、アドレスの集約的表現が可能で、アドレスブロックの委譲も容易である。 「CIDR」の読みは「サイダー」とするのが一般的である〔CIDR - RBB TODAY・IT辞典〕。 == 概要 == Domain Name System (DNS) が考案されてから約10年間、IPアドレスをクラス分けして割り当て、ルーティングする方式はスケーラブルでないことが明らかとなってきた(RFC 1517 参照)。この問題に対処するため、Internet Engineering Task Force は1993年、新たな規格として RFC 1518 と RFC 1519 を発表した。これらは新たなIPアドレスブロックの割り当て法を定義したもので、同時にIPv4のパケットの新たなルーティング方法を定義していた。RFC 1519 は2006年、RFC 4632 に置換された。 IPアドレスは、ネットワーク上ではプレフィックスとホストアドレスに分けて認識される。かつては、32ビットのIPアドレスをオクテット(8ビット)ずつに分け、プレフィックスに8ビット、16ビット、24ビットのいずれかを割り当てていた。したがって、割り当てとルーティングの最小ブロック(クラスC)では、256個のアドレスしかなく、多くの企業では少なすぎた。また、その次の大きさのブロック(クラスB)では65,536個のアドレスがあり、比較的大きな組織でもこれを全部活用するのは困難である。このことから、アドレスの使用と同時にルーティングにおいても効率低下を招いた。というのは、膨大な数のクラスCネットワークがそれぞれルート情報を発行し、しかもルーティングを集約しようにも対象となるブロックが地理的に分散していたため、ルーティング処理の増大を招いたのである。 Classless Inter-Domain Routing(CIDR) は「可変長サブネットマスク (VLSM)」に基づき、プレフィックスを可変長で割り当て可能にした。可変長サブネットマスクは RFC 950 (1985年)で言及されている。 CIDR は * VLSMを使って、任意の長さのプレフィックスを指定できる。CIDR記法では、IPアドレスの後ろにプレフィックスのビット数を記述する。例えば 192.168.0.0/16 などとする。これにより「IPアドレス枯渇問題」を緩和する。 * 複数の連続するプレフィックスを集約してスーパーネット化し、インターネット上のグローバルなルーティングテーブルのエントリ数を削減する。集約はサブネットの複数階層を隠蔽するもので、VLSMによる「サブネットのサブネット化」とは逆のプロセスである。 * 組織内でのアドレスブロックの割り当てが、クラスに縛られずに柔軟に行えるようになる。 IPv6では、IPv4 の CIDR 方式を踏襲しており、クラスの概念は存在しない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Classless Inter-Domain Routing」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Classless Inter-Domain Routing 」があります。 スポンサード リンク
|