翻訳と辞書
Words near each other
・ クルト・シュシュニグ
・ クルト・シュシュニック
・ クルト・シュタイナー
・ クルト・シュティーラー
・ クルト・シュトゥデント
・ クルト・シュトリーグラー
・ クルト・シュナイダー
・ クルト・シュビッタース
・ クルト・シュレーダー
・ クルト・シュヴァーエン
クルト・シュヴィッタース
・ クルト・シュヴェーン
・ クルト・シューマッハ
・ クルト・シューマッハー
・ クルト・ジーヴェルト
・ クルト・スミス
・ クルト・タンク
・ クルト・ダリューゲ
・ クルト・ダールケ
・ クルト・ツァイツラー


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

クルト・シュヴィッタース : ミニ英和和英辞書
クルト・シュヴィッタース[ちょうおん]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

クルト・シュヴィッタース : ウィキペディア日本語版
クルト・シュヴィッタース[ちょうおん]

クルト・シュヴィッタース(Kurt Schwitters, 1887年6月20日 ハノーファー - 1948年1月8日 ケンダル (en))は、ドイツ芸術家画家。全名はクルト・ヘルマン・エドゥアルド・カール・ユリウス・シュヴィッタース(Kurt Hermann Eduard Karl Julius Schwitters)。
シュヴィッタースはダダイスム構成主義シュルレアリスムなど近代美術の様々な芸術運動で活躍した。また絵画以外にも、音響、彫刻グラフィックデザインタイポグラフィパフォーマンスなど様々な手法を用いている。
最も有名な作品群は、廃物などを利用したコラージュメルツ絵画」であるが、その他にもインスタレーションの先駆けと言える「メルツ建築」(メルツバウ、Merzbau)、サウンドアートの先駆けと言える音響詩「ウルソナタ」(ウアソナタ、Ursonate)などを手がけた。
== 前半生とダダイスム ==
クルト・シュヴィッタースは1887年6月20日、ドイツ北部ハノーファー市のルーマン通り2番地で、婦人服店を経営する父エドヴァルド・シュヴィッタースと母ヘンリエッテ(旧姓ベッケマイヤー)の一人息子として生まれた。両親は1898年に店を売り、その金でハノーファー市内の5つの不動産を買って、人に貸して生活した。クルトはドイツを離れるまでずっとこの収入で暮らした。1901年、家族はヴァルド通り(後のヴァルドハウゼン通り)5番地へ移った。この家が、後にクルトがメルツバウへと改造する住宅である。同じ1901年、クルトは最初のてんかんの発作に襲われたが、このため彼は第一次世界大戦の末期に徴兵基準が緩和されるまで、徴兵の対象とならずに済んだ。
シュヴィッタースはドレスデンの芸術アカデミーで学んだ。同時期の学生にオットー・ディクスジョージ・グロスもいたが、シュヴィッタースは彼らやドレスデンの芸術家グループ・ブリュッケには気付かなかったと見られる。1909年にハノーファーに戻った彼は、ポスト印象派の画家として活動を開始した。しかし第一次世界大戦が進むにつれ、作品は暗さを増し、次第に表現主義の色彩を帯びるようになった。1918年頃には、大戦末期のドイツの軍事・政治・経済の崩壊の影響を受けて彼の作品は完全に変化した。シュヴィッタースは後にこう語った。
シュヴィッタースは戦争の間のほとんどの時期を、ハノーファー郊外の工場の製図工として過ごした。1917年3月には第73ハノーファー連隊に徴兵されるが、6月には不適格として兵役を免除された。製図工としての経験は、機械を人間の活動のメタファーとして使う、後の作品制作に影響し、後に彼はこの当時を「機械への愛を感じ、機械は人間の精神を抽象化したものだと気づいた」と語っている〔Quoted in The Collages of Kurt Schwitters, Dietrich, Cambridge University Press 1993, p86〕。
1915年10月5日、従姉妹のヘルマ・フィッシャーと結婚した。長男ゲルトは1916年9月9日、生まれてから1週間もたたないうちに死亡した。二男エルンストは1918年11月16日に生まれ、クルトが没するまで、英国亡命時も含めて共に過ごした。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「クルト・シュヴィッタース」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.