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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
クループ (英:croup、laryngotracheobronchitis) は、急性の喉頭狭窄により吸気性喘鳴や犬吠様咳嗽、嗄声、吸気性呼吸困難などを呈する疾患の総称。感染性が多いが、異物、外傷、アレルギーによるものもある。感染性クループにはジフテリアによる真性クループとそれ以外の仮性クループがある。DPTワクチンによりジフテリアはほぼ見られなくなったため、現在感染性クループの多くは上気道のウイルス感染により惹き起こされる。感染によって喉が腫れ、呼吸が妨げられて呼吸困難に陥りやすい。症状の程度は様々だが、夜間に増悪する事が多い。治療法にはよくステロイドの経口単回投与が用いられ、重度の場合はアドレナリン吸入を使用することもある。入院の必要性は低いことが多い。 クループは臨床現場でこれより重度の病因(例:喉頭蓋炎や気道内 誤嚥等)が除外されたのち、診断される。通常、血液検査やX線、培養検査等の追加の検査は不要とされる。比較的よくみられる症状で、小児の約15%が一度は感染を経験し、生後6ヵ月から5~6歳の小児に最も多い。10代や成人の感染例はまずない。かつてはジフテリアが主因であったが、ジフテリアは現在日本や西洋ではワクチン摂取の成功や公衆衛生および生活水準の向上により主に歴史的意義を残すものとなっている。 : 日本ではDT,DPT,DPT-IPVワクチンが公費で定期予防接種として投与されている。これらのワクチンの「D」はジフテリアを意味する。 ==徴候と症状== クループは犬吠様咳嗽(けんばいようがいそう)、吸気時喘鳴(ぜんめい)、嗄声(させい)および夜間に悪化する呼吸困難を特徴とする。 犬吠様咳嗽はアザラシやアシカの鳴き声に例えられることが多い。〔 喘鳴は興奮したり泣いたりすることによって悪化し、もし安静時にも聞こえるようであれば気道の狭窄が危険な状態にある可能性がある。クループが悪化するにつれ、喘鳴が著明に減少することがある。〔 この他の症状には発熱、鼻感冒(風邪のような症状)および胸壁の陥没などがある。〔 よだれや非常に重篤な様子がみられる場合は別の疾患が疑われる。〔 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「クループ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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