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クレスタI型ミサイル巡洋艦()は、ソビエト連邦海軍・ロシア海軍が運用していた大型対潜艦・ミサイル巡洋艦の艦級に対して付与されたNATOコードネーム。ソ連海軍での正式名は1134型ミサイル巡洋艦()、計画名は「ベルクート」(、イヌワシの意)であった〔〕〔〕。 1960年代末に4隻が建造され、1990年代中盤まで運用されていた。従来の対水上戦重視のソ連水上戦闘艦とは一線を画する、対潜戦重視の大型対潜艦への端緒となった艦級であるが、主兵装として予定されていた対潜ミサイルなどが間に合わなかったために4隻が建造されるに留まり、これらの予定兵装を搭載した改良型の1134A型(クレスタII型)に移行した。 == 来歴 == 冷戦構造の成立当初、ソ連海軍は西側の空母機動部隊の侵入阻止を主任務として構想していた。しかし1960年代に入って、アメリカ海軍の潜水艦発射弾道ミサイル搭載原子力潜水艦(SSBN)の配備が進展したことを受け、これへの対抗策が急務となった。1961年12月30日、ソ連共産党政治局およびは、第1180号-510議決により、従来のソ連海軍で採択されてきた対水上・対地火力投射というドクトリンを廃し、かわって対潜戦を重視することを決定した。これを受け、政府は「1134型艦の建造計画」を承認した〔。 当時、ソ連海軍では、空母機動部隊などに対水上戦を挑むため、長射程の対艦ミサイルを主兵装とする58型ミサイル巡洋艦(キンダ型)の配備を進めていたことから、海軍艦政局は、同型をベースとした防空・対潜艦の技術案作成を要求した。これを受け、第35中央設計局のアニケエフ主任設計官は、58型の船体を拡張した設計によってこれに答えることとした。1962年夏、第35中央設計局は1134型の技術案を完成し、1963年1月、政府と海軍の承認を受けた〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「クレスタI型巡洋艦」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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