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クロアチアの国章(クロアチアのこくしょう)とは1990年12月21日に正式に定められたクロアチアの徽章である。 グラフィックデザイナーのミロスラヴ・シュテイのデザインで、一つの大きな盾とその上部に冠型に並ぶ五つの小さな盾(タンブレ)で構成されている。中心の大きな盾には縦横5マスの紅白の市松模様が置かれている。 中央の盾は、10世紀にクロアチアを建国したトミスラヴ1世にちなむ。上部の小さな盾は左からそれぞれ中央クロアチア、ドゥブロヴニク、ダルマチア、イストリア、スラヴォニアを象徴している。 == 構成要素 == * 中央の盾はスペイン式盾と呼ばれるタイプの盾(エスカッシャン)である。赤と銀(白で代用されている)の市松模様(チェッキー)は通称を『シャホヴニツァ』(クロアチア語でチェス盤という意味)という。赤はクロアチアの内陸部、白は海岸部を象徴する。 * 上部左端の盾は10世紀のクロアチアの紋章である。青い地に金色(黄色)の六角星が浮かび、その下に銀色の三日月が配置されているもの。 * 上部左から二番目の盾は15世紀のドゥブロヴニクの紋章である。紺色の地に2本の赤い横帯(バー)が横に引かれている。 * 上部中央は13世紀のダルマチアの紋章である。チャージ(盾の模様)は青地にV字に配置された冠を戴く(クローネ)黄金の豹(頭部のみ)。 * 上部右から二番目は15世紀のイストリアの紋章である。紺地に赤い角と蹄をもった雄山羊が左向きで四足で立つ(ステータント)。 * 上部右端は15世紀のスラヴォニアの紋章である。上部に金の六角星があり、下部に国境線でもあった二つの川を表す銀の横帯が入る。帯の間は赤く中心を黒いテンが走っている。これは、黒テン(クーナ)の毛皮がかつて貨幣代わりに使われ、ヴェネツィアなどに贈られたことから。クロアチアのクーナ硬貨にはテンが描かれている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「クロアチアの国章」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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