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クロアチアの地理 : ミニ英和和英辞書
クロアチアの地理[り]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ち]
  1. (n,n-suf) earth 
地理 : [ちり]
 【名詞】 1. geography 
: [り]
 【名詞】 1. reason 

クロアチアの地理 : ウィキペディア日本語版
クロアチアの地理[り]

クロアチアの地理(くろあちあのちり)では、クロアチアの地理について述べる。
クロアチアの位置は中央南東ヨーロッパの一部、あるいはバルカン半島の一部、の一部と定義される。クロアチアの面積は56,594km2で、 世界で127番目の大きさである。東ではボスニア・ヘルツェゴビナセルビアに、西ではスロベニアに、北ではハンガリーに、そして南ではアドリア海にそれぞれ接していて、大部分は、緯度において42°Nから47°Nまで、経度において13°Eから20°Eまでに含まれる。クロアチアの12海里の領海は18,981km2を占め、基線の内側にある内水面積は12,498km2である。
アドリア盆地に沿ったカルパチア盆地ディナル・アルプス山脈がクロアチアの地形の大部分を成していて、クロアチアの53.42%は海抜200m以下の低地で覆われている。低地の大部分は北部地方にあって、特にスラヴォニアに多く、カルパチア盆地の一部をなしている。平地には地塁地溝が点在していて、鮮新世パンノニア海の水面に島々として現れていたと考えられる。比較的高い標高での土壌の集積はディナル・アルプス山脈でのリカやゴランスカでみられるが、 高地はクロアチアの全地域である程度みられる。 ディナル・アルプス山脈には、クロアチアの最高峰である1,831mのディナラ山があって、この山のようにクロアチアの全ての1,500mより高いほかの山も含まれている。クロアチアのアドリア海に面する海岸線は1777.3kmと長く、1,246の島々とその他の小島が4,058kmにも及ぶ海岸線を取り巻いていて、これは地中海で最も入り組んだ海岸線である。カルスト地形がクロアチアの半分以上を占めていて、特にディナルアルプス山脈で顕著で、沿岸部や島でも同様である。
クロアチアの領地の62%は黒海起源の河川の流域で占められている。国内を流れる最も大きな川は以下の通り:ドナウ川サヴァ川ドラーヴァ川ムール川クパ川。遺跡がアドリア海起源の河川の流域にはあるが、最も大きな川はネレトヴァ川である。クロアチアの大部分はちょうどいい暑さと湿度であり、大陸性気候としてケッペンの気候区分では分類される。月平均気温は-3°Cから18°Cである。クロアチアには、その気候と地形が織りなすヨーロッパ最大の生物多様性から、いくつかのエコリージョンがある。クロアチアには4つの生物地理学による地域の分類があって、海岸沿いの地中海とそれに接している後背地、リカや ゴランスカにあるアルプス山脈、ドラーヴァ川ドナウ川にそったパンノニア海、そして、遺跡のある大陸性の地域である。クロアチアには444もの自然保護区があって、 総面積の8.5%を占めている。クロアチアでは37,000種もの生物が発見されているが、まだ見つかっていない種も含めれば、合計で50,000から100,000種に上ると推測されている。
2011年の国勢調査によれば、クロアチアの永住者人口は4.29百万人に達している。 人口密度は1平方キロメートルあたり75.8人で、国全体の平均寿命は75.7歳である。国内に住む人々の多くはクロアチア人(89.6%)で、他の少数派民族にはセルビア人(4.5%)とその他21の民族が(それぞれ1%未満)クロアチア国民として認められている。1992年に国が再建されてから、クロアチアは20もの県に分かれ、首都はザグレブである。県はさらに127もの都市と429の自治体に分かれている。クロアチアの平均都市圏人口率は56%で、今なお都市人口の増加と地方人口の減少は続いている。クロアチアの最大都市であり首都はザグレブであって、都市そのものの中の人口は686,568人で、都市圏人口は978,161人である。スプリトリエカの人口は100,000人以上で、さらに5つの都市で人口が50,000人を超えている。
==領土と国境==

クロアチアの面積は56594km2であり、これは世界で127番目の面積である(2015年)。
クロアチアの位置する地域は、中央ヨーロッパ及び南東ヨーロッパの一部、バルカン半島の一部、もしくはの一部として定義される。領土の大半は北緯42度から47度東経13度から20度に位置する。
国境線は、東はボスニア・ヘルツェゴビナ(1009.1km)とセルビア(317.6km)に、西はスロベニア(667.8km)に、北はハンガリー(355.5km)に、南はモンテネグロ(22.6km)との間に引かれる他、アドリア海に面している。アドリア海沿岸南端のドゥブロヴニク=ネレトヴァ郡ボスニア・ヘルツェゴビナ領のネウムによって分断され、南側が飛地となっている。
ハンガリーとの国境は、ユーゴスラビア社会主義連邦共和国時代から継続したものである。国境線の大半はドラーヴァ川と過去にその河床であった部分で、中世から続く国境となっている。メジムリェ郡からオシエク=バラニャ郡へ至る国境線は、1920年のトリアノン条約によって画定されたハンガリー王国とセルビア人・クロアチア人・スロベニア人王国(後にユーゴスラビア王国)の国境に由来する。
ボスニア・ヘルツェゴビナ、モンテネグロとの国境の外形は、でのオスマン帝国による侵攻と、その反攻となった大トルコ戦争を終結させたカルロヴィッツ条約、及びの結果に由来する。
ユーゴスラビア社会主義連邦共和国を構成する各国の国境線は、ユーゴスラビア人民解放反ファシスト会議が1943年と1945年の会合で決定した連邦の構成に従って1947年に調整が行われた。これによりメジムリェ、バラニャがクロアチアに帰属した他、セルビアとの国境としてドラーヴァ川のドナウ川への合流地点からスレムに位置するドナウ川に面したイロクまでのドナウ川と、スレム地域にセルビアとの国境が画定された。ドラーヴァ川からイロクに至る国境は、1918年まで存在したとの境界に一致している。
スロベニアとの国境の大半も、会合により決定された。クロアチア=スラヴォニア王国の北西部の国境に一致し、これに加えてイタリア王国時代の民族分布に従ってイストリア半島北部に新たな国境線が引かれた。
イストリア半島は1947年のにより、ツレス島パラグルジャ、、ザダルリエカと共にイタリアからその大部分を割譲させたが、一部はトリエステ自由地域として帰属未定となった。1954年、トリエステを含む北部はイタリアの統治下となり、南部がユーゴスラビアの統治下となった。これは1975年のオージモ条約で確定し、南部は主として民族構成によってスロベニアとクロアチアの間で分割された。
19世紀末、オーストリア=ハンガリー帝国はを構築したが、を算出するにあたり、アドリア海の平均海水面としてトリエステのサルトリオ埠頭のものが用いられた。この数値はオーストリア、ユーゴスラビア、クロアチアを含むユーゴスラビア解体後の各国に引き続き使用されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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