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クロクモソウ(黒雲草、学名:''Micranthes fusca'' var. ''kikubuki'' )は、ユキノシタ科チシマイワブキ属の多年草。エゾクロクモソウ(蝦夷黒雲草、学名:''Micranthes fusca'' var. ''fusca'')を分類上の基本種とする変種。別名、キクブキ、イワブキ〔〔『山溪カラー名鑑 日本の高山植物』p.390-391〕。 以前はユキノシタ属(''Saxifraga'' )とされていた〔〔〔『日本の野生植物 草本II 離弁花類』pp.168-172〕が、分子系統解析の結果からユキノシタ属の数種とともに、チシマイワブキ属(''Micranthes'' )に分割された〔日本のチシマイワブキ属の学名 , 「植物研究雑誌The Journal of Japanese Botany」Vol.87 No.4 (August 2012) 〕〔''Micranthes'' , 米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)〕。 なお、ユキノシタ科は、新しいAPG植物分類体系では上位分類である目がバラ目からユキノシタ目にまとめられた〔大場『植物分類表』p.106-109〕。 == 特徴 == 地中の根茎は太く、根出葉を束生させる。根出葉に長さ2-15cmになる葉柄があり、葉身は径2-8cmになる円腎形で、基部は心形、縁には粗い卵形で先がややとがった鋸歯がある。葉の表面に短い縮毛がまばらに生え、裏面に毛はない〔〔〔。 花期は7-8月。花茎は高さ10-30cmになり、茎葉はなく、緑色で細毛があり、上部に大型でまばらな円錐花序をつける。花は紫褐色まれに淡緑色で、径5-8mmになる。花柄は長さ2-5mmになり、細毛がはえる。萼裂片は5個あり、長さ1-1.5mmの卵状3角形で、花時には大きく反りかえる。花弁は5個で、長さ約3mmの長卵形で、花時は平開する。花盤が発達し、紫褐色まれに淡緑色で、環状に隆起して2個の雌蕊を取り囲む。雄蕊は10個あり、花盤の縁につき、長さは約1mmになり、開裂直前の葯は橙色になる。子房は中位で2室あって花盤中に埋まり、花柱は暗紫色で短い。果実は上部が2つに分かれた蒴果で、花後に子房の上部が急速に伸び、長さ4-6mmになる。種子は紡錘状楕円形で長さ約0.8mmになる〔〔〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「クロクモソウ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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