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クロザピン(英:Clozapine)は、治療抵抗性統合失調症の治療薬であり、非定型抗精神病薬である。日本では2009年より、商品名クロザリルでノバルティスファーマより発売されている。クロザピンは、最初の第二世代抗精神病薬であり、従来の抗精神病薬による遅発性ジスキネジアの副作用が問題になった後、この副作用が生じにくい新しい抗精神病薬として、1971年にヨーロッパで使用が始まり、後の非定型抗精神病薬のモデルとなった。しかし副作用で致命的となりうる無顆粒球症を起こすことが判明し、1975年には、自主的に販売を停止した。その後、他の抗精神病薬に反応しない統合失調症の治療に効果があることが証明され、アメリカでは1989年より使用が再開された。以前と異なり治療薬物モニタリングの技術も向上しているため、定期的な血球数等の検査が義務付けられる。 日本では、クロザピンを使用する医療機関、医療従事者、薬局は、事前にクロザリル患者モニタリングサービス(CPMS)に登録しておく必要がある。これは無顆粒球症や耐糖能異常の早期発見などの為、白血球数、好中球数、血糖検査の確実な実施と処方の判断を支援するサービスである〔クロザリル適正使用委員会 〕。 ==適応および用法== * 治療抵抗性統合失調症(他の抗精神病薬で効果が不十分、または副作用により服薬困難な場合など) 通常、成人には初日は12.5mg、2日目は25mgを1日1回経口投与する。3日目以降は症状に応じて1日25mgずつ増量し、原則3週間かけて1日200mgまで増量するが、1日量が50mgを超える場合には2・3回に分けて投与する。維持量は1日200 - 400mgを2・3回に分けて投与することとし、症状に応じて適宜増減する。ただし1回の増量は4日以上の間隔をあけ、増量幅としては1日100mgを超えないこととする。 なお最高用量は1日600mgまでとする。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「クロザピン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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