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クロヅル
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クロヅル
クロヅル(黒鶴〔安部直哉 『山溪名前図鑑 野鳥の名前』、山と溪谷社、2008年、301頁。〕、''Grus grus'')は、ツル目ツル科ツル属に分類される鳥類。学名の ''grus'' はラテン語で「ツル」という意味である〔三省堂編修所・吉井正 『三省堂 世界鳥名事典』、三省堂、2005年、199頁。〕。 == 分布 == ヨーロッパ北部のスカンジナビア半島からシベリア東部のコリマ川周辺にいたるユーラシア大陸で繁殖し、ヨーロッパ南部、アフリカ大陸北東部、インド北部、中国などで越冬する〔桐原政志 『日本の鳥550 水辺の鳥 増補改訂版』、文一総合出版、2009年、163頁。〕〔高野伸二 『カラー写真による 日本産鳥類図鑑』、東海大学出版会、1981年、250頁。〕。 日本には、毎冬少数が鹿児島県の出水ツル渡来地に渡来するが、その他の地区ではまれである〔真木広造、大西敏一 『日本の野鳥590』、平凡社、2000年、192頁。〕。過去、鹿児島県のほかには、北海道、茨城県、静岡県、山口県、徳島県、沖縄県本島〔、および埼玉県、兵庫県、鳥取県、島根県、新潟県佐渡、香川県、福岡県、長崎県、熊本県、それに奄美大島での記録がある〔。
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