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クロピドグレル : ミニ英和和英辞書
クロピドグレル
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


クロピドグレル : ウィキペディア日本語版
クロピドグレル

クロピドグレル(Clopidogrel、商品名:プラビックス、開発コード:SR25990C)は、チエノピリジン系の抗血小板剤の1つであり、虚血性心疾患閉塞性動脈硬化症脳血管障害での血栓生成抑制並びに心筋梗塞予防に用いられる。血小板膜上のアデノシン二リン酸(ADP)受容体であるを阻害する。ただし、薬効出現の個体差が大きい。分子内にキラル中心を1つ持っているため1組の鏡像異性体が存在するものの、このうちS体のみがクロピドグレルとして用いられる。したがって、クロピドグレルの溶液は光学活性を持っている。なお、立体配置と旋光の方向との間に関連性は無いものの、クロピドグレルの溶液の場合は右旋性を示す。副作用には、時に致死的な出血、重篤な、血栓性血小板減少性紫斑病等が有る。アスピリンとの合剤(商品名:コンプラビン配合錠)が販売されている。
== 効能・効果 ==
日本で承認されている効能・効果は、下記の通りである。コンプラビン配合錠は2の虚血性心疾患についてのみ承認されている。
# 虚血性脳血管障害(心原性脳塞栓症を除く)後の再発抑制
# 経皮的冠動脈形成術(PCI)が適用される下記の虚血性心疾患
#: 急性冠症候群(不安定狭心症、非ST上昇心筋梗塞、ST上昇心筋梗塞)、安定狭心症、陳旧性心筋梗塞
# 末梢動脈疾患における血栓・塞栓形成の抑制
これらに含まれる用途として、ステントの狭窄・血栓症の予防にも用いられる。この場合の投与期間はステントに依り異なる。
クロピドグレル等を用いた下記の疾患に対する治療が、アメリカ心臓協会及びから推奨されている。
* 下記を含むST上昇型心筋梗塞(STEMI)の治療
:
* 経皮的冠動脈形成術(PCI)施行に先立つローディングドーズの投与、血管ステント留置後の1年以上の投与
:
* 線溶療法に先立つローディングドーズの投与、14日以上の継続投与
* 非ST上昇型心筋梗塞(NSTEMI)又はの治療
:
* PCI術後又はアスピリン治療に不忍容の場合のローディングドーズの投与とメンテナンス治療
:
* 中〜高リスク患者が非侵襲性治療を選択した場合の12ヶ月迄のメンテナンス治療
* 安定虚血性心疾患治療へのクロピドグレルの単剤使用は、アスピリン治療に不忍容の患者やクロピドグレルとアスピリンの併用療法が高リスクである患者に対する「妥当」なオプションとされている。
留置後の血栓症予防を目的に、クロピドグレル・アスピリン併用療法が実施される〔Rossi S, editor. 2006. Adelaide: Australian Medicines Handbook; 2006. ISBN 0-9757919-2-3〕。アスピリンに不忍容の場合は他の抗血小板薬が用いられる〔Michael D Randall; Karen E Neil (2004). Disease management. 2nd ed. London: Pharmaceutical Press. 159.〕。
合意に基づく治療ガイドラインは消化管出血の既往を有する患者に対しても、アスピリンよりクロピドグレルを奨めている。この様な患者ではアスピリンのプロスタグランジン合成阻害が状態を増悪させ得るからである。しかし、アスピリン誘発性潰瘍治癒後の患者では、クロピドグレルよりもアスピリンとプロトンポンプ阻害薬エソメプラゾール)の併用の方が潰瘍再出血の危険が低い。急性冠症候群後の再発予防にプロトンポンプ阻害薬とクロピドグレルを併用すると、心血管系の有害事象が増加する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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