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クロヘリメジロザメ : ミニ英和和英辞書
クロヘリメジロザメ[めじ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

メジ : [めじ]
 (n) mage, (n) mage

クロヘリメジロザメ : ウィキペディア日本語版
クロヘリメジロザメ[めじ]

クロヘリメジロザメメジロザメ属に属するサメの一種。メジロザメ属で唯一、主に温帯に分布する。隔離分布しているため、いくつかの個体群に分かれているとみられる。汽水・浅瀬から100 m以深まで幅広い範囲で見られる。雌雄は別々に暮らし、季節回遊を行う。最大で3.3 mに達し、他の大型メジロザメによく似ている。鉤形の上顎歯、一様なブロンズ色の体色、背鰭間に隆起がないことなどが特徴。
群れで狩りを行い、魚類頭足類を食べる。胎生で、1年以上の妊娠期間の後に7-24匹の仔魚を産む。成長は遅く、性成熟には雄で13-19年、雌で19-20年かかる。
特に危険とみなされるサメではないが、襲撃記録はある。漁業や釣りの対象となって個体数が減少しており、IUCNは保全状況を準絶滅危惧としている。
==分類==
隔離分布しているため、別々の地域で複数回記載されている。現在有効なのは、1870年、英国の動物学者アルベルト・ギュンターが''Carcharias brachyurus''として''Catalogue of the fishes in the British Museum''の第8巻で行った記載である〔。1865年にも、Auguste Dumérilに ''Carcharias remotus'' として記載されており、古い文献ではこの学名が用いられていることもあるが、その後、記載に用いたタイプ標本ハナグロザメ ''C. acronotus'' のものであることが分かった〔。1853年、リチャード・オーウェンにより''Galeolamna greyi''として記載されたこともあるが、記載に用いた顎骨が失われているため本種のものかどうか分からなくなっている。その後、本種は''Carcharhinus''属に移された〔。
種小名 ''brachyurus'' は古代ギリシャ語''brachys''(短い)、''oura''(尾)に由来する〔。英名"whaler"は19世紀、太平洋の捕鯨船乗組員が、クジラの死骸に群がる本種を見たことに由来する〔。英名はblack-tipped whaler・cocktail shark・cocktail whaler・New Zealand whalerなどで、短縮して"bronze"・"bronzie"・"cocktail"とも呼ばれる〔〔。ギュンターは4つのシンタイプに言及しているが、それぞれ南極海ニュージーランドより得られた2個体は失われ、オーストラリアより得られた2匹の胎児はオオメジロザメ ''C. leucas'' であることが分かった〔〔。分類を安定させるため、1982年Jack Garrickワンガヌイより得られた2.4mの雌個体をネオタイプに指定した〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「クロヘリメジロザメ」の詳細全文を読む




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